あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「6月6日」(1998年)。
かつてアスカとスーパーGUTS入隊を争ったフドウ・タケルの弟で、ブラックバスター隊のケンジが現れる。アスカのことを良く思わないタケルだったが、そんななか、科学者のヤマザキがエボリュウ細胞とともに失踪。ふたりは、ともに事件の調査を行うことになる。
かつてのライバルの弟が現れる
しかし、敵のクローンダイゲルンは、ユミムラ・リョウたちの乗るγ号を攻撃し機体を捕まえていた。このまま攻撃すれば、リョウたちに命中してしまうかもしれない。アスカはその指示を無視し、ウルトラマンダイナに変身しようとする。すると、突如黒いガッツウイングが現れ、クローンダイゲルンを撃破した。
ケンジによると、クローンダイゲルンは以前ネオザルスの事件を起こしたオオトモ博士の助手・ヤマザキが出現させたものらしい。オオトモ博士は、自身が作り出したネオザルスに殺されていたが、ヤマザキはそれを逆恨みし、社会に復讐しようとしていたのだ。
タケルは元気にしているかとケンジに話すアスカ。しかし、タケルは新型機の実験中、機体が空中分解する事故に遭い、死亡していた。先ほど、アスカに攻撃するよう指示を出したのはケンジだった。ケンジは、スーパーGUTS入隊を目指し努力していた兄を差し置いて選ばれたアスカが、任務より仲間の安全を優先したことを許せなかった。そして、「スーパーGUTSはダイナに頼りすぎだ」と言う。