3月4日 ウルトラマンマックス レッドキングを倒せ! シャマー星人再び!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 3月4日(2006年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「3月4日」(2006年)。
レッドキングに強烈なキックを見舞うウルトラマンマックス  ©円谷プロ PHOTO/講談社
2005年7月2日より放送が開始された『ウルトラマンマックス』は、M78星雲からやってきたウルトラマンマックスが対怪獣防衛チームDASHの隊員トウマ・カイトと一体化。平成になってからのTVシリーズではほとんど見られなかった、過去の人気怪獣の再登場が積極的に試みられた作品です。

以前現れた、謎の浮遊島「サブジェクト・ファントム」。この島を異次元に消失させた原理を使い、ベース・タイタンを異次元のバリア「ディメンションフォース」で包む実験が行われようとしていた。しかし、この実験を取り仕切る四谷博士は、以前大騒動を巻き起こしたシャマー星人が化けた姿だった!
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

新防衛システムの実験が行われる

2006年3月4日は『ウルトラマンマックス』第36話「イジゲンセカイ」が放送された日です。サブジェクト・ファントムが消失した原理を使い、ベース・タイタンを守る新防衛システム「ディメンションフォース」の実験が行われようとしていた。

カイトたちは、ヨシナガ教授から、ディメンションフォースを研究している四谷博士を紹介される。しかし、この四谷博士は妙にテンションが高く、カイトたちに失礼な物言いをする人物で、まるで以前現れた、シャマー星人そっくりだった。

その後、ベース・タイタンのエネルギーが放出されてしまう。さらに、以前カイトがサブジェクト・ファントムで出会った友好的な怪獣・ピグモンが現れた。ピグモンは、「レッドキングがくる」とカイトに訴える。そして、街にレッドキングが現れた。カイトたちは出撃するが、レッドキングは爆発性の高い岩石が体内に蓄積されているため、迂闊に攻撃することができない。
カイトに友好的なピグモン(写真は第5話「出現、怪獣島!」より)  ©円谷プロ PHOTO/講談社
しかし、レッドキングは突如姿を消してしまう。ピグモンによると、レッドキングは、何者かが異次元に封印されているサブジェクト・ファントム内の生体エネルギーを召喚したことで、地球に現れたらしい。レッドキングは、再び異次元に戻されたため姿を消したのだ。カイトは、四谷博士のディメンションフォースの実験が原因だと考えるが、四谷博士は姿を消していた。

失踪した四谷博士を手分けして探すDASH隊員たち。すると、カイトとヒジカタ隊長、エリーの前に、四谷博士が現れた。実験を中止するよう訴えるカイトに対し、四谷博士は意図的にレッドキングを呼び出したと宣言。四谷博士は、ウルトラマンマックスに復讐をするために異次元に送り込む装置としてディメンションフォースを完成させたと言い、銃型のディメンションフォースから光線を発射。すると、ピグモンがロボットであるエリーの体に入り込んでしまった。
次のページへ 四谷博士の正体はシャマー星人だった!
26 件