8月16日 ウルトラマンレオ 伝説の海坊主の正体はボーズ星人だった!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 8月16日(1974年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「8月16日」(1974年)。
ボーズ星人と戦うウルトラマンレオ  ©円谷プロ PHOTO/講談社
1974年4月12日より放送が開始された『ウルトラマンレオ』。地球を防衛する宇宙パトロール隊MAC(マック)のおおとりゲン隊員が変身するウルトラマンレオは、L77星が故郷で宇宙拳法の達人。得意の格闘技で宇宙の平和をまもる。ウルトラセブン=モロボシ・ダンがMACの隊長を務めていたことや、シリーズ後半のハードなストーリー展開は現在でも、ファンの間で語り草になっている。

北海道へ旅行にきたゲンたち。訪れた大狩川周辺の村では、お盆に殺生を行うと海坊主の呪いを受けるという伝説が信じられていた。和男少年の父親は掟を破り釣りをしていると、怪物を釣り上げる。それは、伝説を利用し、地球侵略のために身をひそめていたボーズ星人だった。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

海坊主の伝説

1974年8月16日は『ウルトラマンレオ』第19話「見よ!ウルトラ怪奇シリーズ よみがえる半魚人」が放送された日です。ゲン、山口百子、梅田トオル・カオル兄妹の4人は、北海道に旅行にきていた。釣りをしようとするトオルとカオルだったが、訪れていた大狩川周辺では、お盆に殺生を行うと海坊主の呪いを受けるという伝説があるらしく、地元の横山という男性に怒られてしまう。なんでも、かつて掟を破った人が出たせいで、大狩川から魚が消えてしまったらしい。

MAC隊員であるゲンなら、海坊主なんかイチコロだと語るトオル。その様子を、ひとりの少年が見ていた。その和男少年は、海坊主が現れたら退治してほしいとゲンに懇願する。その後、和男は海岸で倒れている怪物を発見。海坊主だと思い、急いで家に帰る。実はその怪物・ボーズ星人は昨夜、掟を破り釣りをしていた和男の父親が釣り上げたものだった。和男の父親はそのとき、落ちていた枝でボーズ星人を撲殺していたが、その後ボーズ星人は雷を体に受けて蘇生。復讐するため、和男の家に現れる。
海から出現したボーズ星人  ©円谷プロ
ボーズ星人は和男の両親を殺害。さらに、逃げた和男を追ってくる。助けを呼ぶ声を聞きつけたゲンはボーズ星人と戦うも、ボーズ星人は海の中に消えていったのだった。
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