12月28日 ウルトラマンティガ 宇宙人同士の戦いに地球が巻き込まれる!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 12月28日(1996年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「12月28日」(1996年)。
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スタンデル星人 アボルバスと戦うウルトラマンティガ  ©円谷プロ PHOTO/講談社
1996年9月7日より放送が開始された『ウルトラマンティガ』は、実写テレビシリーズとしては『ウルトラマン80』以来15年ぶりに放送された作品で“平成ウルトラマンシリーズ”第1作である。超古代の光を手にした特捜チームGUTS(ガッツ)の隊員、マドカ・ダイゴはウルトラマンティガに変身。地球平和連合TPCの一員として怪事件を調査しながら、怪獣や宇宙人と戦いを繰り広げる。

昼しか活動をすることができない「昼の種族」と夜しか活動することができない「夜の種族」に分かれ、争うスタンデル星人。彼らは、昼夜を問わず活動できる人間を兵士にしようと考え、地球に現れた。昼の種族のスタンデル星人 レドルは、おばあさんとの交流を経て、地球人拉致の任務を放棄しようとするが……。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

赤と青、2体の宇宙人が現れる

1996年12月28日は『ウルトラマンティガ』第17話「赤と青の戦い」が放送された日です。正体不明の失踪事件が相次ぐなか、ついに事件に出くわしながらも失踪を免れた人が現れた。ダイゴとシンジョウ隊員はその男性に話を聞くと、「青い顔をしたイカのお化け」が出たという。さらに、それとは別に、赤い顔のイカのお化けも現れたらしい。さらに、赤い顔のイカのお化けは、男性の力を試すようなそぶりを見せたという。

一方、青い顔のイカのお化けことスタンデル星人 レドルは、赤い顔のイカのお化けことスタンデル星人 アボルバスの攻撃を受け倒れてしまうものの、ひとりのおばあさんに保護されていた。おばあさんは、夫に先立たれ、ひとり暮らしをしており、レドルを「変なファッションの外国人」だと誤解して自宅に招き入れ、世話をする。

翌日、おばあさんは、レドルが家からいなくなっていることに気づくが、帰ってくるかもしれないと考え、レドルのために食料を買い込んでいた。しかし、自分のしていることは無駄なことだと気づいたのか、もの悲しそうに公園や橋で時間を潰す。すると、若者がおばあさんに絡んできた。おばあさんは突き飛ばされてしまうが、そこにレドルが現れる。レドルは若者を追い払うが、おばあさんは「乱暴は駄目ですよ」とレドルを諭すのだった。

一方、GUTSは生存者の男性から聞いた情報をもとに、敵の調査を行っていた。すると、おばあさんをおんぶするレドルを発見。攻撃しようと追い詰める。レドルをかばうおばあさん。すると、レドルはダイゴたちにテレパシーで話しかけてきた。彼の故郷であるスタンデル星は、昼をレドルたちの種族が、夜をアボルバスの種族が生活することで、領域を分け合っていた。
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