あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「12月28日」(1996年)。
昼しか活動をすることができない「昼の種族」と夜しか活動することができない「夜の種族」に分かれ、争うスタンデル星人。彼らは、昼夜を問わず活動できる人間を兵士にしようと考え、地球に現れた。昼の種族のスタンデル星人 レドルは、おばあさんとの交流を経て、地球人拉致の任務を放棄しようとするが……。
赤と青、2体の宇宙人が現れる
一方、青い顔のイカのお化けことスタンデル星人 レドルは、赤い顔のイカのお化けことスタンデル星人 アボルバスの攻撃を受け倒れてしまうものの、ひとりのおばあさんに保護されていた。おばあさんは、夫に先立たれ、ひとり暮らしをしており、レドルを「変なファッションの外国人」だと誤解して自宅に招き入れ、世話をする。
翌日、おばあさんは、レドルが家からいなくなっていることに気づくが、帰ってくるかもしれないと考え、レドルのために食料を買い込んでいた。しかし、自分のしていることは無駄なことだと気づいたのか、もの悲しそうに公園や橋で時間を潰す。すると、若者がおばあさんに絡んできた。おばあさんは突き飛ばされてしまうが、そこにレドルが現れる。レドルは若者を追い払うが、おばあさんは「乱暴は駄目ですよ」とレドルを諭すのだった。
一方、GUTSは生存者の男性から聞いた情報をもとに、敵の調査を行っていた。すると、おばあさんをおんぶするレドルを発見。攻撃しようと追い詰める。レドルをかばうおばあさん。すると、レドルはダイゴたちにテレパシーで話しかけてきた。彼の故郷であるスタンデル星は、昼をレドルたちの種族が、夜をアボルバスの種族が生活することで、領域を分け合っていた。