あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「11月22日」(2000年)。
岩肌が動くという目撃情報を受け、調査に向かったHEART。その正体は、怪獣・アーナガルゲだった。アンバランス現象により、ついに日本にも怪獣が現れたのだ。アーナガルゲが出現した鉱山の坑道内を調べるHEARTのもとに、ひとりの隊員がやってくる。彼は、宇宙空間で奇跡の生還を果たし、「ミラクルマン」の異名で呼ばれるカグラ・ゲンキだった。
HEARTが出動
ハートワーマーに搭載した特殊自動車のハートビーターRX、ハートビーターSXで「怪獣らしき叫び声がする」という通報のあった鉱山に到着した隊員たち。現地の人々によると、鉱山には「アーナガルゲ」という龍の伝説があるらしい。すると、HEARTの隊員服に身を包んだひとりの青年が現れる。彼は、宇宙空間で仲間の危機を救おうとして生命の危険にさらされながら、奇跡の生還を果たした、「ミラクルマン」ことカグラ・ゲンキだった。本来はまだ入院中のはずのカグラを気遣うウエマツ・ヒロノブ隊員であったが、カグラは絶体絶命の状況から生還した自分は、ミラクルマンを超えた「ウルトラマン」だと言い、調査に志願する。
カグラはハヤミ・ナナ隊員とともにハートビーターSXに搭乗。ホバー移動を可能にするディフェンシブモードに変形させて、坑内の調査を開始した。坑内の奥に向かう途中、ナナは宇宙でカグラの身に何が起きたのかと質問するが、カグラは気を失っていて何も覚えていないと答える。すると、カグラたちは青く発光する岩石を発見。それを持ち帰り、HEARTは分析を開始する。しかし、突如岩石が室内を飛び回り、暴走してしまう。カグラは、HEARTダイヴァーズガンで岩石を攻撃。すると、岩石は動きを止めた。