11月22日 アーナガルゲ出現! ウルトラマンネオスが戦いを開始する!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 11月22日(2000年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「11月22日」(2000年)。
アーナガルゲと戦うウルトラマンネオス  ©円谷プロ PHOTO/講談社
『ウルトラマンネオス』は、2000年よりオリジナルビデオシリーズとして展開された作品。2002年7月6日に第1話が、7月13日に第2話がテレビ放送されている。HEART(High-tech Earth Alert and Rescue Team)に所属するカグラ・ゲンキはウルトラマンネオスと一体化。謎の暗黒物質・ダークマターにより、何が起こっても不思議ではない「アンバランス現象」に見舞われた地球を救うため、戦いを開始する。

岩肌が動くという目撃情報を受け、調査に向かったHEART。その正体は、怪獣・アーナガルゲだった。アンバランス現象により、ついに日本にも怪獣が現れたのだ。アーナガルゲが出現した鉱山の坑道内を調べるHEARTのもとに、ひとりの隊員がやってくる。彼は、宇宙空間で奇跡の生還を果たし、「ミラクルマン」の異名で呼ばれるカグラ・ゲンキだった。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

HEARTが出動

2000年11月22日は『ウルトラマンネオス』第1話「ネオス誕生」のビデオがリリースされた日です。阿賀鉱山付近の山道で、がけ崩れとともに橋が崩落する事故が発生。目撃者は、「動く岩肌を見た」と証言した。現在の地球は、ダークマターと呼ばれる暗黒物質の雲の中に突入していた。その影響により、巨大なゴキブリや手のひらサイズの象の群れが現れるなど、さまざまな「アンバランス現象」が発生しているのだ。内閣情報局特捜チーム HEARTのミナト・ゴンパチ隊長は、日本に怪獣が現れたとしてもおかしくないと考える。すると、阿賀鉱山でアンバランス現象の観測が報告された。HEARTは、移動司令部となる大型戦闘機・ハートワーマーおよび、2機の戦闘機・ハートウィナーで現場に向かった。

ハートワーマーに搭載した特殊自動車のハートビーターRX、ハートビーターSXで「怪獣らしき叫び声がする」という通報のあった鉱山に到着した隊員たち。現地の人々によると、鉱山には「アーナガルゲ」という龍の伝説があるらしい。すると、HEARTの隊員服に身を包んだひとりの青年が現れる。彼は、宇宙空間で仲間の危機を救おうとして生命の危険にさらされながら、奇跡の生還を果たした、「ミラクルマン」ことカグラ・ゲンキだった。本来はまだ入院中のはずのカグラを気遣うウエマツ・ヒロノブ隊員であったが、カグラは絶体絶命の状況から生還した自分は、ミラクルマンを超えた「ウルトラマン」だと言い、調査に志願する。

カグラはハヤミ・ナナ隊員とともにハートビーターSXに搭乗。ホバー移動を可能にするディフェンシブモードに変形させて、坑内の調査を開始した。坑内の奥に向かう途中、ナナは宇宙でカグラの身に何が起きたのかと質問するが、カグラは気を失っていて何も覚えていないと答える。すると、カグラたちは青く発光する岩石を発見。それを持ち帰り、HEARTは分析を開始する。しかし、突如岩石が室内を飛び回り、暴走してしまう。カグラは、HEARTダイヴァーズガンで岩石を攻撃。すると、岩石は動きを止めた。
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