11月10日 ウルトラマンA コオクスが少年に化けて北斗を狙う!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 11月10日(1972年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「11月10日」(1972年)。
コオクスと戦うウルトラマンA  ©円谷プロ PHOTO/講談社
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1972年4月7日より放送が開始された『ウルトラマンA』は、怪獣を超える怪獣である「超獣」を送りこむ異次元人ヤプールと戦うため、超獣攻撃隊TAC(タック)の隊員となった北斗星司と南 夕子がウルトラタッチでウルトラマンAに変身。夕子が月星人の仲間のもとへ帰った後は北斗が一人で変身し、必殺のメタリウム光線や、バーチカルギロチンをはじめとした多彩な切断技などを駆使して超獣を次々と撃破していく。

謎の宇宙船が出現し、迎撃に向かうTAC。しかし、北斗は急な耳鳴りに襲われ、力が入らなくなり、墜落しそうになった。その後、北斗と梅津ダン少年は、星野アキラと名乗る少年に出会う。北斗は、この少年の正体は超獣で、自分を苦しめた原因だと主張するが、TACの仲間たちは誰も信じてくれない。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

北斗がミスを犯す

1972年11月10日は『ウルトラマンA』第32話「ウルトラの星に祈りを込めて」が放送された日です。宇宙ステーションNo.5を破壊した謎の宇宙船が、地球に襲来。TACは迎撃に向かう。しかし、タックアローに乗る北斗は宇宙船からの赤い光を浴びると、急に耳鳴りを感じて視界が歪み、体に力が入らなくなり操縦を失敗。危うく墜落しそうになる。宇宙船は山中隊員と今野隊員の乗るタックスペースに撃破されるも、操縦ミスをした北斗は山中隊員に激しく叱責される。

山中は竜隊長に、北斗を戦闘機からおろし、地上勤務に就かせるよう進言する。しかし、北斗が飛行訓練をしたいと申し出ると、山中は、明日の日の出とともに訓練をする、と北斗に告げるのであった。その後、敵を撃破したお祝いに、簡単なパーティーを開いたTAC。隊員たちは全員で「TACの歌」を歌い、勝利に酔いしれるが、怒られた北斗は素直に喜べない。それでも、帰宅の道中で気持ちを入れ替え、明日から頑張ろうと奮起していた。

一方、ダン少年は、姉の香代子といっしょに歩いていると、車に轢かれそうになった少年と出会う。その少年・アキラは高熱を出していたため、ダンは救急車を呼ぼうとするが、アキラはそれを拒否する。アキラを放って置けない姉弟は、彼を自宅に連れて帰り、休ませた。その深夜、北斗はアパートの隣の部屋に住むダンに起こされる。アキラの熱が下がらず、北斗に助けを求めてきたのだ。しかし、アキラはやってきた北斗を指差し、じっと見つめると、北斗は再び強烈な耳鳴りに襲われてしまう。
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