あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「5月15日」(1999年)。
我夢にウルトラマンアグルの光を託し、去っていった藤宮博也が再び姿を現した。藤宮は対根源的破滅地球防衛機構G.U.A.R.D.(ガード)の対空間レーザーシステムをハッキング。エリアル・ベースに攻撃を仕掛けてくる。果たして藤宮の目的は……?
藤宮が再び姿を現す
藤宮の足取りは、ジオ・ベースの情報部門・リザードに所属する瀬沼龍一によってすでに調査されていた。藤宮は、いくつもの工学特許を取得しており、現在はその財力で世界各地を転々としているらしい。しかし、その目的は不明のままだった。あらかじめ、調べがついていた藤宮の拠点に向かう我夢たち。我夢はKCBの中継車があとをつけていることに気づいたが、あえて玲子たちを引き連れて目的地まで向かう。
ゾーリムの事件以来、久しぶりに我夢と玲子は藤宮と再会。自分の行いにより、多くの人を苦しめてしまったと言う藤宮を、我夢たちは気遣う。だが、瀬沼が藤宮の身柄を確保しようとすると、藤宮はその体に爆弾を装着しているのを見せる。そして、「今度会ったときは手加減はするな」と我夢に告げると、姿を消したのだった。