5月14日 ウルトラマン80 バンドの演奏にあわせて怪獣が踊り出す!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 5月14日(1980年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「5月14日」(1980年)。
ノイズラーと戦うウルトラマン80  ©円谷プロ PHOTO/講談社
1980年4月2日より放送が開始された『ウルトラマン80』。中学校の教師であり、地球防衛軍の怪獣・怪事件の対策チームUGMの隊員でもある矢的 猛がウルトラマン80に変身。人間の憎しみや悲しみといったマイナスエネルギーが生み出す怪獣に立ちむかう。

何をやっても一所懸命になれない4人の生徒たちに、バンド活動をやらせた猛。生徒たちはバンドにやりがいを見つけ練習に励むが、そんななか、音を食べる怪獣・ノイズラーが現れる。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

音を食べる怪獣が出現

1980年5月14日は『ウルトラマン80』第7話「東京サイレント作戦」が放送された日です。桜ヶ岡中学校に、生徒たちの騒音がうるさいとクレームが入ってしまった。猛と4人の生徒が連日、バンドの練習をしていたのだ。猛は事前に一軒一軒回り、許可をもらっていたが、音が予想以上に大きかったためか、文句を言われていた。

野崎教頭はバンドを解散させるよう、猛に指示する。しかし、この4人の生徒たちはどんなことにも集中力が続かず、三日坊主だったのに、猛が勧めたバンド活動だけには熱中していた。せっかくやりがいを見つけた生徒たちに、バンドを続けさせたいと思う猛。そこで、猛は新しい練習場所を探すことに。それまで、練習は中止となるのだった。

一方、街では怪獣・ノイズラーが出現、新幹線を襲撃していた。UGMは出撃し戦闘を開始。猛も招集され、地上から攻撃を行う。すると、ノイズラーは矛先を停車した新幹線から、飛び回るUGMのシルバーガルやスカイハイヤーに向けはじめた。猛は、ノイズラーが音に反応していると推測。オオヤマキャップに戦闘を止めるよう進言する。さらに、東京のあらゆる音を消すことを提案したのだった。

オオヤマキャップは関係各所を説得し、東京とその近郊で音を出さないよう要請する「東京エリアサイレント作戦」を決行。東京から音が消えたことで、ノイズラーは破壊活動をやめ、おとなしくなる。ノイズラーは、旅客機や新幹線の音を好んでいたのに対し、UGMのメカが出す音を嫌っていた。UGMは敵がおとなしくしている隙に、ノイズラーが好む音の性質を調べようとする。
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