2月9日 ウルトラマンA ガスタンクから孵化して怪獣が生まれた!?

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 2月9日(1973年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「2月9日」(1973年)。
ガスゲゴンと戦うウルトラマンA  ©円谷プロ PHOTO/講談社
1972年4月7日より放送が開始された『ウルトラマンA』は、怪獣を超える怪獣である「超獣」を送りこむ異次元人ヤプールと戦うため、超獣攻撃隊TAC(タック)の隊員となった北斗星司と南 夕子がウルトラタッチでウルトラマンAに変身。夕子が月星人の仲間のもとへ帰った後は、北斗が一人で変身し、必殺のメタリウム光線や、バーチカルギロチンをはじめとした多彩な切断技などを駆使して、超獣を次々と撃破していく。

人工衛星ジュピター2号が、ガス状の宇宙生命体に卵を産みつけられてしまった。ガス管理施設に落下してガスタンクに擬態したジュピター2号は、周囲のガスを吸収。卵から孵化するように、ガスタンクから超獣・ガスゲゴンが生まれてしまう。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

ジュピター2号が地球に落下

1973年2月9日は『ウルトラマンA』第45話「大ピンチ!エースを救え!」が放送された日です。人工衛星ジュピター2号が、消息を絶っていた。調査を行うTACは気づいていなかったが、ジュピター2号はガス状の宇宙生命体に取りつかれ、卵を産みつけられていたのだ。

特殊ガス株式会社のガスタンク施設で守衛を務める父親をもつユタカ少年は、父とともに宿直所で暮らしている。望遠鏡で星を見るのが好きなユタカは、ジュピター2号を見つけてやろうと夜空を観察していた。すると、空から地上に赤い発光体となったジュピター2号が飛来し、ガス管理施設内に墜落。そして、ジュピター2号は周囲と同じガスタンクに姿を変えた。
ガスタンクに姿を変えたジュピター2号(中央)  ©円谷プロ
父親は警察とガス会社に連絡、警察が到着した。しかし、ユタカたちがジュピター2号だと主張するものは、完全にガスタンクの姿をしており、父親が酒を飲んでいたこともあって、警察は調査をせずに帰ってしまう。一方、TACはジュピター2号が日本に落下したことを確認していたが、落下前にレーダーから反応が消え、追跡できないでいた。ユタカはTACに通報。翌日、北斗たちが現場に調査にやってくる。
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