11月29日 ガラオンの攻撃でウルトラマンダイナが大笑い!?

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 11月29日(1997年)

テレビマガジン編集部

1997年11月29日は『ウルトラマンダイナ』第13話「怪獣工場」が放送された日です。人の興味を引くため、嘘をつく癖のあるタケシ少年。今日も友人たちにUFOが落ちてきたと嘘をつき、嘘を見破られると、かんしゃく玉を投げつけてしまう。家に帰ったタケシは、流れ星のようなものが落ちるのを目撃。それをUFOだと思ったタケシは、落下地点に向かうと、そこには怪しい中年の男が3人いた。そして、その中のひとりがくしゃみをすると、一瞬だけ宇宙人の顔に変化したのだった。

男たちは、巨大な荷物を工場の中に運び込む。タケシが中をのぞくと、工場内の窓の奥で怪獣が製造されていた。タケシの通報を受け、アスカとカリヤ隊員がやってくる。アスカたちは、タケシが怪獣工場だという「ピコポン玩具製作所」の中を確認するが、そこには本物の怪獣はおらず、どう見てもただの怪獣の人形を作る工場だった。タケシは、怪獣の頭を見た窓に近づくが、怪獣の姿は見えず、タケシはアスカに抱えられ窓から離されてしまう。

その後、アスカたちは、タケシを家に送り届けた。母親から普段のタケシの様子を聞くカリヤ。一方、アスカはタケシの部屋にある漫画にはまり、漫画を持って帰ってしまう。そしてその夜、タケシは証拠をつかむため、ひとりで工場に向かったのだった。

工場に忍び込んだタケシ。すると、男たちが入ってくる。やはり、窓のある工場の奥の壁は偽物であり、奥には製造中の怪獣がいた。タケシは男たちに見つかってしまうも、パチンコ玉で男たちを転ばせて工場から脱出。公衆電話からスーパーGUTSに連絡をする。タケシの言うことを信じないアスカだったが、タケシは自分が了承していないのにアスカが漫画を持ち帰ったことを利用。「今すぐ返しにこないと訴えるぞ!」とアスカを脅して呼びつける。

3つの顔を持つガラオンの攻撃がさく裂!?

アスカたちは再び工場に侵入。奥の窓を調べると、カモフラージュが解けて製造中の怪獣が現れ、そこにいた男たちは本性を現した。彼らはミジー星からやってきた秘密工作員で、資源のある地球を植民地にすべく、特殊戦闘用メカニックモンスター・ガラオンを製造していた。ミジー星人は、人類のレーダー網にかからないよう、ガラオンのパーツを細分化し、防御シールドに包んで送りこんでいたのだ。そして、明日、残りのパーツが到着し、全長400メートルの超巨大ロボ・ガラオンが完成するという。

すると、太陽が昇りはじめる。地球の美しい夜明けに見とれるミジー星人たち。すると、タケシはかんしゃく玉を爆発させ、隙を作り、ふたりは物陰に隠れることに成功した。さらに、ミジー星人の誤射によって、防御シールドの発生装置が破損。隠していた秘密工場が姿を現した。しかし、ミジー星人たちは、未完成のガラオンの頭部に搭乗し発進。ガラオンは脚を出して着陸すると、反応をキャッチして出撃してきたスーパーGUTSに攻撃をはじめる。

アスカはウルトラマンダイナに変身。一度はガラオンの突進攻撃を受けるも、動きを読み、回避する。しかし、ガラオンの胴体には3つの巨大な顔があった。体を回転させ、笑っているような顔をダイナに向けたガラオンは、笑気ガスを噴射。それを吸ったダイナは笑いはじめてしまう。笑いが止まらず、まともに戦えないダイナ。しかし、スーパーGUTSの援護を受けて体勢を立て直すと、ミラクルタイプにチェンジする。そして、ダイナは3体に分身してガラオンを翻弄し、ビームスライサーを発射。ガラオンは逃げていったのだった。
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