10月6日 ウルトラマンA ウルトラの父が初登場! 強敵ヒッポリト星人を倒せ!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」10月6日(1972年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「10月6日」(1972年)。
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ウルトラマンシリーズ史でも有数の強敵、ヒッポリト星人と戦うウルトラマンA  ©円谷プロ
1972年4月7日より放送が開始された『ウルトラマンA』は、怪獣を超える怪獣である「超獣」を送りこむ異次元人ヤプールと戦うため、超獣攻撃隊TAC(タック)の隊員となった北斗星司と南 夕子がウルトラタッチでウルトラマンAに変身。必殺のメタリウム光線や、バーチカルギロチンをはじめとした多彩な切断技などを駆使して、超獣を次々と撃破していく。

強敵・ヒッポリト星人はウルトラマンAや、彼を救出に来たゾフィー、ウルトラマン、ウルトラセブン、ウルトラマンジャックをブロンズ像にかえてしまった。ウルトラ5兄弟を戦闘不能にし、人類に地球を明け渡すよう迫るヒッポリト星人。竜 五郎隊長率いるTACが必死の抵抗を続けるなか、あのウルトラヒーローがはじめて人類の前に姿を現す!
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「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

ヒッポリト星人に抵抗するTACに向かって、市民は…!

1972年10月6日は『ウルトラマンA』第27話「奇跡!ウルトラの父」が放送された日です。ウルトラマンAたちウルトラ5兄弟がブロンズ像にされてしまった。姿を消したヒッポリト星人は声を響かせTACと人類に地球を明け渡すことを要求するが、竜隊長はそれを断固拒否し、自分たちが戦うことを宣言する。しかし、ヒッポリト星人は余裕の声色で、「良い答えを待っている」と言葉を残して去るのだった。基地に帰還しようとするTACだったが、市民たちが彼らの行く手を阻む。自分たちの命や街を守るためにはヒッポリト星人に従った方がいいと考えた市民たちが、TACに攻撃を中止するよう迫ったのだ。
ブロンズ像にされてしまったウルトラ兄弟たち  ©円谷プロ
竜隊長は、自らの身を犠牲にしてでもヒッポリト星人を倒す覚悟があると語り、「もう一度チャンスを与えてほしい」と言って市民たちを落ち着かせる。その後、帰還したTACは深夜まで作戦会議が行われた。先ほど街に出現した200メートルものヒッポリト星人は幻影であり、本物は谷間に潜んでいたのだが、北斗と夕子以外のTAC隊員たちはこの事実を知らなかった。しかし、会議で何かカラクリがあることを察した竜隊長たちは、本物のヒッポリト星人を見つけて攻撃する準備をはじめる。

竜隊長は、市街地から離れた谷間で交通事故を起こした男性の家を訪れ、男性が車をヒッポリト星人と接触させて死亡したことを知る。竜隊長は、男性の息子のヒロシと彼の姉に男性はヒッポリト星人に殺されたことがほぼ確実だと報告。ヒロシに責められた竜隊長は、「必ず父親の敵を取る」と約束したのだった。
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