サラの翼
著:稲葉 なおと
サラとコウおじさんの旅は、数々のトラブルとかけがえのない出会いに彩られる。旅をきわめた著者が描く新しい児童紀行文学!
発売日 | 2021/12/16 |
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価格 | 定価:1,485円(本体1,350円) |
ISBN-13 | 9784065261873 |
判型 | A5 |
ページ数 | 80ページ |
学校の勉強も運動も普通なので、名前をもじってB太郎と呼ばれている主人公・映太郎(えいたろう)。ある日、岡山県津山市から転校生の伸太郎(しんたろう)がやってきた。クラスメイトから「変な言葉」と方言をいじられ、休み時間もひとりで過ごす伸太郎に、映太郎は話しかけるのが精一杯。夏休みになったある日、網とバケツを持った伸太郎にばったり出くわした映太郎は、伸太郎から近所にあるコガモ川のヒミツを教えてもらい……。
●シリーズ「おはなしSDGs」の刊行趣旨
2015年、国連で、「Sustainable Development Goals=持続可能な開発目標」(SDGs)が採択されました。2030年までに17のゴールを設定し、先進国も新興国も途上国も、国も企業もNPOも個人も、垣根を超えて協力していこうという取り組みです。日本の学校現場も、より良い未来をつくっていくための指針としてSDGsを子どもたちに伝えるべく、授業に取り入れ始めました。
このシリーズは、大人でも理解の難しいSDGsの概念について子どもたちにわかりやすく伝えるため、すべて「物語」のかたちでつくられています。キャラクターたちが織りなすストーリーを読んでいくうちに、自分の何気ない行動が世界とつながっていることを実感できるつくりにします。小学校高学年以上を対象といたします。
●シリーズ「おはなしSDGs」の特色
・各児童文学賞受賞作家やベストセラー作家など、現代を代表する一流童話作家の書き下ろし作品です。「物語の楽しさ」を第一に書かれた作品は、どの一冊をとっても、すぐれた児童小説として楽しむことができます。
・実力のあるイラストレーターによる挿絵が多数掲載され、確実に物語を読み通す手助けとなります。
・各巻とも、SDGsが掲げる17のゴールのうちの一つがテーマとなっており、いま世界が協力してその目標に向かわなくてはならない理由が自然と理解できるストーリーが展開されます。
・本文中に、物語とリンクさせるかたちで、関連する図表、グラフ、年表などが入ります。さらに、各巻の巻末で、テーマとしたSDGsのゴールについてくわしく解説しますので、テーマ学習の教材としても使用できます。
・SDGs全体について解説する「総論編」も刊行します。さまざまなゴールをテーマにした物語と、「総論編」を併読することで、SDGsについての理解がさらに深まるように設計されています。
・A5判、80ページ(一部カラー)。朝読書にもぴったりのボリュームです。
●シリーズラインナップ 2飢餓をゼロに(森埜こみち)/3すべての人に健康と福祉を(村上しいこ)/4質の高い教育をみんなに(井上林子)/8働きがいも経済成長も(赤羽じゅんこ)/9産業と技術革新の基礎をつくろう(片川優子)/10人や国の不平等をなくそう(福田隆浩)/11住み続けられるまちづくりを(稲葉なおと)/17パートナーシップで目標を達成しよう(濱野京子)
作:井上 林子 絵:木村 いこ
みくるは学校に行かなくなった仲良しのミキにお願いされて、二人で「理想の学校」を考えることに。「質の高い教育」って、何だろう?
作:福田 隆浩 絵:藤本 たみこ
お兄ちゃんがつれてきた婚約者、明日香さんは車椅子に乗っていた!最初は驚いたけど、明日香さんのライフワークを知った奈美は……。
作:濱野 京子 絵:ゆの
シオンの花が好きといっていた、ベトナム人のクックさんが突然いなくなった。クックさんが日本に来た理由は? いなくなったわけは?
作:赤羽 じゅんこ 絵:サトウ ユカ
元気そうだった友だちのお父さんが倒れてしまった。原因は「過労」なんだって。大人になるって、「働く」って、つらいことなの――?
作:片川 優子 絵:雛川 まつり
ベトナム人留学生が、稲の研究をしているのはなぜ?お父さんの研究は、どうやら世界につながっているみたい!
作:森埜 こみち 絵:小松 良佳
じいちゃんの作った700本の大根が捨てられそう。引取先を探す樹は余った食品を必要な人に届けるフードバンクのことを知るが……。
作:村上 しいこ 絵:山田 花菜
病院の治療費が安い日本は恵まれているの? 親友のお父さんの影響で、ほのかはアフリカや世界の福祉や医療について調べはじめる。
作:小手鞠 るい イラスト・絵:サトウ ユカ
「平和について、ぼくは考えた」世界の様々な時代の子どもが戦争について作文や詩を綴る、子どもの視点で語られた戦争と平和の文学。
作:佐藤 まどか 絵:大庭 賢哉
フリーダイバーの兄に誘われて、海岸のゴミ拾いをすることになった剛志。ゴミの多さにあらためて、海の抱える問題に気づきはじめる。
作:楠木 誠一郎 絵:大管 雅晴
ツリーハウスの中で台風をやり過ごすことになったマモルとキコ。ぼくたちの地球にいったい何が起こっているのだろう?
作:小林 深雪 イラスト:めばち
食品ロスには、使う側にも責任がある?飢餓に苦しむ子供を減らし、食べ物を最大限生かすために、私たちはどんな工夫ができるだろう?
作:吉野 万理子 絵:宮尾 和孝
虫が平気な女子ってヘン? チョウ、ガ、カブトムシ……身近な虫や植物を観察すれば、自分たちの暮らしている陸の変化が見えてくる。
作:石崎 洋司 絵:下平 けーすけ
むかしのパリは汚かった! きれいな水とトイレをめぐるタイムマシーンの旅から、これからの水とトイレの問題を考えよう!
作:那須田 淳 絵:梶山 直美
SDGsってなに? 「おはなしを読んで理解できるSDGs」シリーズの総論編。これを読めばSDGsの17のゴールが頭に入る!
作:森川 成美 絵:こば ようこ
転校先で出会った奈々子は、ソーラー発電しか認めないからみんなに「シーオーツー警察」って呼ばれてる。「いい発電」って何だろう?