カリンちゃんが急に大声を出して、おじいさんはまたまたびっくり。
「4月12日! 今日は、ぼくがくるりんちゃんにプロポーズした日だ!」
平成26年4月12日。カリンちゃんはこの日、遠野駅でくるりんちゃんに赤いバラの花束を渡してプロポーズしました。くるりんちゃんは照れながら花束を受け取ってくれ、プロポーズは大成功。
たくさんの人に祝福された、特別な日だったのです。
今日がくるりんちゃんにプロポーズした日だったことを思い出したカリンちゃん。でも、せっかくのプロポーズ記念日なのに、くるりんちゃんはいません。カリンちゃんは、ふらふらとカッパ淵の岸辺に腰かけ、川を見つめました。
(こんな特別な日に、キミがいないなんて)
水面にくるりんちゃんの顔が浮かんで、そのかわいい顔が涙でゆがみます。悲しくて悲しくて、カリンちゃんは川に向かってさけびました。
「くるりんちゃ~ん!!」
「はあい」
「えっ!?」
カリンちゃんがふりむくと、木の陰からピンクの体がちらりとのぞいています。
あれはもしかして……?



































