雨のおうち時間が充実! 子どもにプレゼントにしたい「雨の絵本」3選[絵本専門店の書店員が選出]

子どもの本のプロが選ぶギフト絵本 #19~雨の日が楽しくなる絵本~ (3/4) 1ページ目に戻る

雨の日におつかいを頼まれたら……

次にご紹介するのは、絵本作家・さとうわきこさんの大ベストセラー絵本『おつかい』(福音館書店)。1974年にペーパーバック(カバーがないソフトカバーの本)版が刊行されてから、50年以上も愛され続けている名作です。

私は子どものころから、この絵本が大好き。自分の子どもにも読み聞かせ、もう何度読んだかわかりません。子どもたちも目をキラキラさせながら読んでいたので、いつの時代も楽しめる一冊なのだと思います。

『おつかい』(作:さとうわきこ/福音館書店)
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ある雨の日、女の子はお母さんにおつかいを頼まれました。

「おつかい いってきてちょうだい」
「いやあよ、あめが ふってるんだもの」
「あしが ぬれちゃうんだもの」
「ふくが ぬれちゃうよ」

……などと、女の子はあれこれ言い訳を並べながら、なかなかおつかいに出かけようとしません。ついには「はやく いきなさい!!」と、お母さんに𠮟られてしまいます。

しかし、「おおみずになったら、どうする?」「ボートが ひっくりかえったら?」と、女の子の想像はどんどん膨らんでいきます。

そうしてお供のネコやネズミを巻き込みながら、大騒ぎの末、ようやくおつかいに出かけるのですが──。

最後にはマンガのようなオチが待っていて、思わずクスッと笑ってしまいます。雨が続くと、たしかにゆううつですよね。「わかるよ~」「おつかい、行きたくないよね~」と、女の子に共感しながら親子で楽しんでほしい一冊です。

絵もまた素晴らしく、かわいくて、ちょっと生意気な等身大の女の子をユーモアたっぷりに描いています。

それにしても、絵本にお母さんの顔は一度も描かれていませんが、一体どんな表情をしているのでしょう? 呆れているのか、それとも、優しく見守っているのか。想像をめぐらせながら読むのもおもしろいと思いますよ。

*読み聞かせ 3さいくらいから
*ひとり読み 5さいくらいから

最後は雨の日の生きものを考える絵本

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