
田中先生:トットちゃんは、とってもおしゃべりな子。トモエ学園に最初に登校した日に、初対面の校長先生に4時間もお話を聞いてもらうほどです。
ママたちから受けるご相談の中には「おしゃべりがうるさい、どうやって黙らせたらよいのでしょうか」といったものもよくあります。でも、トットちゃんのママは違います。
「こんなに話すことがたくさんあるってことは、ありがたいこと」と、ママは心からうれしく思っていたそうです。
モンテッソーリも、「世の中で最も困難なことの一つは、小さい子を黙っていさせること」であり、「子どもが歩くのや話すのを妨げられていれば、正常に発育することはできない」と言っています。言葉は人間相互を繫ぐきずなとして、とても大切にされています。
──やめさせようとするより、子どもがやりたいことを妨げないほうがよいのですね。そう気持ちを切り替えると、なんだかおしゃべりも楽しく聞けそうです。なにより子どもの笑顔が見られて、親も子も楽しく過ごせそうです。今日はすてきなお話をありがとうございました。
リリの悩みは現代の母親の悩みに通じる──映画『マリア・モンテッソーリ 愛と創造のメソッド』レア・トドロフ監督インタビュー
マリア・モンテッソーリは実在する人物ですが、マリアに学習障がいのある子どもティナを託すリリ・ダレンジ(レイラ・ベクティ)は、本作のために生み出された想像上の人物です。リリの誕生について、レア・トドロフ監督はこう語ります。