赤ちゃんにとって家の中は「危ない場所」ばかり! 「リビング」「キッチン」「寝室」… 注意点と対策を小児科医

「0・1歳児の赤ちゃんのホームケア」#8「家の中の気を付ける場所」

小児科専門医・アレルギー専門医:岡本 光宏

イラスト/オヨネ
すべての画像を見る(全11枚)

赤ちゃんのホームケア連載。8回目の今回は、家の中の危ない場所についてです。

赤ちゃんがいる暮らしで気を付ける場所や予防方法を「おかもと小児科・アレルギー科」院長・岡本光宏先生にお聞きしました。

連載8回目は、「家の中の危ない場所(対策)」編です。

「子どもの医療・健康」がテーマの記事は、当サイト「講談社コクリコ」で定めた指針に基づき、専門家・有識者に取材し、掲載しています。詳しくは「子どもの医療」記事:取材・掲載の指針ページをご覧ください。

(全11回の8回目。#1「便秘」#2「下痢」#3「発熱」#4「服薬」#5「鼻水・鼻づまり」#6「嘔吐」#7「食欲がない」#9「危ない場所(ケア)#10「外傷」#11「やけど」※公開時よりリンク有効)

兵庫県三田市にある「おかもと小児科・アレルギー科」院長・岡本光宏先生。日本小児科学会小児科専門医、認定小児科指導医、日本アレルギー学会アレルギー専門医。新生児から思春期の心の疾患まで、幅広く診察している。

事故が起こりやすい場所や状況を知っておこう

まずは、家の中のどこでどのように事故が起こりやすいのかを見ていきましょう。

また、事故が起こりやすい状況や時間は次のとおりです。

夕方~夜…ママパパが夕飯やお風呂の支度などで忙しい時間帯に多い傾向があります
外出前…準備で慌ただしいときに、目を離してしまうことも
帰省時…自宅と比べて事故防止対策が十分でない可能性も。また、大人の人数が増えると「誰かが見てくれているだろう」と思い、目を離してしまうケースもあります

イラスト/オヨネ

「誤飲していいものなんて存在しませんが、とくに冷蔵庫のマグネットは床に落ちているものも含めて要注意です。2つ以上飲み込むと腸管を挟んでお腹の中でくっついてしまい、手術が必要なケースもあるので危険です」(岡本先生)

家の中の事故「場所別対策」を公開

前へ

1/2

次へ

24 件