田園都市線の住みやすさと遊び場事情! 在住24年ママが「デント」の魅力を解説

13回の引っ越しを経てUターン!「南町田」から「二子玉川」まで徹底レポ (2/2) 1ページ目に戻る

コクリコサポートエディターズ:紫木 かなえ

何度行っても飽きない! 沿線の「遊ぶ」魅力

百聞は一見にしかず。まずはぜひ、デントに乗って興味のある駅に遊びに来てください。多摩川を越え、住宅街を抜けると、のどかな田園風景が少し望めます。

【南町田グランベリーパーク】駅直結! 買い物も遊びも1ヵ所で完結

週末のお出かけにちょうどいい南町田グランベリーパーク駅。デント沿いに住んでいる我が家は、季節ごとに訪れています。

駅ホームで迎えてくれるスヌーピー。アメリカの美術館公認! 世界で唯一のスヌーピーミュージアム分館があるため、いたるところでスヌーピーを発見できます。
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渋谷から急行電車で約33分。この駅の最大の魅力は、なんといっても駅直結のアウトレットモールです。

子ども服、スポーツ用品、ペット用グッズなど、子育て世代に嬉しいショップやレストランが220店舗以上!

店舗がドーナツ型に配置されているので、ぐるっと回るだけでさまざまなお店に出合えます。関東唯一の「ケンタッキーフライドチキン」食べ放題店舗があることでも有名です。

到着したらまず、施設奥のインフォメーションにある機械でクーポンをゲットするのがルーティン。

我が家の攻略法は、パパとママで「遊ぶ担当」と「ショッピング担当」を交代制にすること。これで家族全員がハッピーになれます。

子どもの遊び場が豊富なので、遊ぶ担当(子守担当)も時間を持て余すことはありません。とくに「ファンヴィレッジ with NHKキャラクターズ」は、Eテレの人気番組のキャラクターと遊べる室内施設で、親子でたっぷり遊ぶことができます。

また、季節ごとに遊びを変えられるのが南町田グランベリーパークの魅力です。

天気がよく外で遊べる季節は、隣接する「鶴間公園」で全力で遊び、暑すぎる夏は水浴びができます。雨や天候不良時は、映画館やゲームセンターを楽しみ、冬はスケートやイルミネーション! と、飽きることなく遊んでくれるため、ショッピング担当も集中して買いものを楽しめます。

電車好きキッズの聖地! 200円で遊べる博物館

改札目の前、雨の日も濡れずに徒歩50歩ほどで行けるのが嬉しい。チケットの半券で周囲のお店の割引も! 

急行が停まらないため、普段は通り過ぎてしまうかもしれない「宮崎台駅」。しかしここは、電車好きな「子鉄・ママ鉄」にとっての聖地なのです。

彼らが向かうのは、宮崎台駅直結の「電車とバスの博物館」。駅の改札を出てすぐ、雨の日でも濡れずにアクセスできるのが、ベビーカー移動の多いママには涙が出るほど嬉しいポイント。

そこまで大きな施設ではありませんが、小さな子どもと遊ぶにはちょうどいい広さで、かつ完全室内のため、天候を気にせず親子でたっぷり遊べる場所です。

そして何より驚きなのが、大人200円(※取材時)という入館料の安さ! この価格で、本格的な運転シミュレーションや巨大ジオラマが楽しめるのですから、コスパは最強です。街のジオラマや職業体験のようなコンテンツも充実しています。

東急電鉄株式会社が運営する施設ということもあり、デント沿いの街の発展の様子や、デントの歴史、グッズなども充実。展示には、大人も思わず「へー」と言ってしまう豆知識が豊富です。

また、同施設にはシェアオフィスもあります。電車の中で快適に仕事ができるユニークなワークスペースとして気分転換もでき、電車好きでなくても利用してみたい場所です。

▷電車とバスの博物館
https://denbus.jp/

1歳半の子どもの目線でも楽しめる本格的なジオラマに、じぃじのほうが熱中していました。

電車とバスのコンテンツを心行くまで楽しんだら、大きくて種類豊富なかき氷が人気な完全予約制の紅茶専門店「Tea House Mayoor 宮崎台店」や、芸能人にも人気の餃子が美味しい町中華「坦坦麺餃子工房 北京」でおいしい食べものを満喫するのもおすすめです!

▷Tea House Mayoor 宮崎台店
https://www.mayoor-tea.com/

▷坦坦麺餃子工房 北京
https://www.peking-tedukuri.com/p-miyazakidai/

「住む」魅力

続いて、転勤や、進学などで引っ越しを検討している方におすすめのデントの駅をご紹介します。

【二子玉川】自然と都市が調和する憧れの街

「ニコタマ」「フタコ」の呼称でおなじみの二子玉川駅。高島屋や映画館、蔦屋家電など、遊ぶ場所としても充実しているのですが、私が特に魅力を感じているのは雄大な川と、昔ながらの商店が残る景色です。

「チルってた」という言葉を使うのに最適な場所。ホームからも見えるこの景色、天気がいい日は富士山も見えて心が洗われます。

駅から徒歩5分ほどで、川沿いに出ることができます。朝の散歩や、買いもの後のちょっとした休憩にふと立ち寄るだけで、時間を忘れ、水のエネルギーを感じます。

駅直結の商業施設、「二子玉川ライズ・ショッピングセンター」では、「ふたこ座」というマルシェも定期開催されています。「ふたこ座」での新しい出会いに刺激を受けながら、老舗の変わらない味や雰囲気に心を落ち着かせる。そのバランスのよさが、私にとっての住み心地のよさにつながっている気がします。

▷ふたこ座
https://www.rise.sc/futakoza/?cd=000003

1967年創業の「西河製菓店」の豆大福やみたらし団子は、前を通ると買わずにはいられません。

▷西河製菓店
http://futako-tamagawa.net/detail/index_92.html

【鷺沼】教育熱心なファミリーが注目する「文教地区」

鷺沼駅は、渋谷方面からの深夜バスや終電の終点になることも多く、交通の要衝でもあります。東京メトロの車両基地ともなっているため電車好きにはたまらないスポットである鷺沼は、実はここ数年注目されている駅でもあります。

2022年サッカーW杯で日本代表として出場した選手のうち4人が、地元のサッカークラブ「さぎぬまSC」でプレーしていたことが全国的な話題に。なかでも三笘薫選手と田中碧選手は幼馴染で「鷺沼兄弟」と呼ばれました。

この地域は学業や習いごとに熱心な家庭が多いようで、「子どもによい環境を与えたい」と、わざわざ他県から引っ越してくる家族もいるほどです。

駅徒歩5分の「カッパーク鷺沼」は、広々と駆け回れる芝生とジャブジャブ池があり、子どももお気に入りの場所です。敷地内には「川崎フロンターレ」が運営している6面のフットサルコートもあります。

再開発が始まった鷺沼駅周辺。区役所や図書館、大学も移転するとか……。進化していく街で、子育てもしやすそうです。

デントの人気の秘訣は「バランスのよさ」

東京の都会に直通で出られて、住宅地も多い。利便性や、自然、娯楽など、デントが人気な理由は、そのバランスが「遊ぶ」にも、「住む」にも、ちょうどいいからではないでしょうか。

幼少時から住んでいるデントですが、子どもができて、やっとそのバランスのよさに気づくことができました。

※記事内写真はすべて撮影:紫木かなえ
※記事内の情報は取材時点の情報です。お出かけ前に最新情報をご確認ください。

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しき かなえ

紫木 かなえ

Kanae Shiki
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AnyMaMa(エニママ)ライター兼コクリコ・サポート・エディター 神奈川県在住の男の子のママ。営業・人事・企画などを東京・北海道・九州・アメリカで経験。2020年にハワイで男児を出産し、現在はフリーランスとして記事制作やディレクションに従事。 AnyMaMa:https://anymama.jp/  Twitter:https://twitter.com/AnyMaMaJP

AnyMaMa(エニママ)ライター兼コクリコ・サポート・エディター 神奈川県在住の男の子のママ。営業・人事・企画などを東京・北海道・九州・アメリカで経験。2020年にハワイで男児を出産し、現在はフリーランスとして記事制作やディレクションに従事。 AnyMaMa:https://anymama.jp/  Twitter:https://twitter.com/AnyMaMaJP

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