【読み聞かせ】の効果はいつ実感できる? 「本好き」になる・ならない子どもの違いと知られざる3つのメリット

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コクリコラボ

本が好きになった子とそうでない子の違いはどこにある

読み聞かせを続けていく中で、まず気になるのは「本好きになるのかな?」という点かもしれません。

ここでは、読み聞かせが本好きにつながったのかどうかに注目して、寄せられた声をご紹介します。

◆本好きになったという声

・本と一緒に寝るくらい本が好きになりました。(30代/小1、5歳、3歳の女の子のママ)

・上の子は本が友達のように好きになっている。(40代/中2の女の子、小3の男の子のママ)

・毎日絵本を読むのが好きで朝起きたときや寝る前など読むことが習慣になっている。(40代/3歳の女の子のママ)


読み聞かせを通して、子どもが「本好きになった」と感じているママの声が多く寄せられました。まるで相棒のように、本が欠かせない存在になっている様子がうかがえます。

・図書館に月2回は通っていますが、図書館から帰ると1時間くらいずっと本を読んでいる様子を見ると好きなのかなと感じます。(30代/5歳の男の子、5歳の女の子のママ)

時間を忘れて本を読む姿は、本が好きだからこそ見られる姿のひとつといえそうです。

・授業中も本を読んで先生に怒られるほどの本好きになりました。今は塾なしでも国語の成績は全国的にトップレベルの中学生になっています。今つらいママもがんばって!(40代/中1の男の子、小4の女の子のママ)

先生に注意されるほど本が好きになったという息子さん。読むことへの興味が育ち、結果として国語の成績にもつながったそうです。いま読み聞かせを頑張っているママにとって、励みになるエピソードですね。

・いまのところ3人とも本好きに育っていると思います。本好きというか、「本」に抵抗がないという感じかもしれません。また、よく読んでいると、作者さんの知識も進むことや(◯◯さんの新しい本あったから借りてきたよ!とか)、展示会に行きたがったり、文化としての興味も広がる気がしています!(40代/中3、小5の女の子、小2の男の子のママ)

・自分から読むことはあまりないが、読むことに対して抵抗がない環境を作れたことはよかったと思う。(30代/5歳の男の子のママ)


「本が大好き」とまではいかなくても、「本」に抵抗なく育っていると感じているママの声も多数寄せられました。「うちもまさにそんな感じかも」と共感するママも多いのではないでしょうか。

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◆本好きになるとは限らない

読み聞かせをしていても、必ずしも「本好き」になるとは限らないと感じている声もありました。

・あまりならなかった。ゲームや動画など、もっと魅力的なものを見つけてしまい、そちらが好きになってしまった。(40代/小6の男の子、小3、年長の女の子のママ)

・「読み聞かせをする=読書好きになる」と信じて読み聞かせていましたが、実際は小4ごろまでは「自分では読書をしない子」「図書館などで自分で読む本を選べない子」になってしまいました……! 与えすぎるのも逆効果になることもあるのだな、と学びになりました。(40代/小6の男の子のママ)


読み聞かせをしていても、自分で読む子になるわけではないと感じたママの声です。

・上の子は、読み聞かせは好きですが自分で読むのはめんどくさがること。(30代/小2の女の子、5歳の男の子のママ)

読んでもらうのは好きでも、自分で読むことにはなかなかつながっていないと感じているママもいました。本は好きでも、「自分で読むこと」とはまた別のステップなのかもしれません。

・読み聞かせをしたからと言って将来国語が得意になるとは限らない。(30代/小1、6歳の男の子のママ)

・算数の文章問題得意になるかと思ったが、そうでもない(笑)。(40代/小4、小1の男の子のママ)


読み聞かせをすると、本好きになって学力アップにもつながる。そんなイメージを持っていたものの、必ずしも期待どおりの結果になるわけではない、という声もありました。子どもの性格や興味があるもの、成長のペースなどによって、あらわれる変化はそれぞれ違うことがうかがえます。

◆本好きの背景には、もともとの性格や興味もありそう

・読み聞かせと読書好きになることに関係があるかどうかは分からないですが、子どもたちはふたりとも読書好きです。(40代/小5、小2の女の子のママ)

・朝起きて顔を洗う前に読みはじめるので、「まずは朝の支度でしょ!」というくらい本が好きな子になった(きょうだい2人とも)。でも、これは読み聞かせの習慣が良かったからなのか、もともと好奇心が旺盛だったからかはわからない。(40代/小6、小3の女の子のママ)


本好きには育っているものの、その理由が読み聞かせだけとは言い切れないと感じているママの声です。確かに、読み聞かせだけが理由だったと証明するのは難しく、子どもの性格や興味、環境など、さまざまな要素が重なっているのかもしれません。

・長女は好きになりましたが、次女はそうでもないので、関係ないと思います。(40代/高3、中3の女の子のママ)

・長男は本が大好き。漫画はもちろん、長めの小説も夢中で読み込みます。反面、次男は読んでもらうのは大好きだけど、自分で読むのは苦手。同じように読み聞かせの習慣があっても「自分で読むか」は個人差はあるかな~と思います。(40代/小6、小3の男の子のママ)


同じように読み聞かせをしていても、きょうだいで差があるという声も。「同じように育てているのに、なんでこんなに違うんだろう」と感じるのは、きょうだい育児ではよくあることです。子どもそれぞれに個性や好みがあることをあらためて感じさせられます。

写真:Paylessimages/イメージマート
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語彙力や読解力も! 先輩ママが実感した「本好き」以外の3つの変化

アンケートに寄せられたエピソードを見ていくと、読み聞かせは本好きになるかどうかだけではなく、子どもにさまざまな変化をもたらしていることがわかりました。

ここからは、読み聞かせの積み重ねが思いがけないかたちで実を結んだというママの声をご紹介します。

◆語彙力と読解力の土台が育つ

・語彙力がつくのが早く、イヤイヤ期も自分の意思を言葉で伝えてくれた。朝起きたら自分で絵本をひらいていた。絵本がおもちゃだった。(30代/小6、小3の男の子のママ)

語彙が増えたことで、イヤイヤ期にも気持ちを言葉で伝えられたというエピソードです。「何が嫌なのかわからない……」となりがちな時期だからこそ、言葉でやり取りできることは、親にとっても大きな助けになります。

・接続語の使い方がうまいと思う。TVがなくてもそれなりに楽しんでいる。(30代/6歳、3歳の男の子のママ)

ただ言葉を知っているだけではなく、言葉と言葉をつなげて文章として組み立てる力が育ったと感じているママもいます。

・今小1の男の子が国語の音読がとても上手になった。(30代/小1の男の子、年少の女の子のママ)

小学校に入ると、毎日のように宿題として出る「音読」。読み聞かせで耳から積み重ねてきたインプットが、声に出して読む力として表れてくるタイミングなのかもしれません。

・よかったことは、書く力と聞く力がついたこと。読み聞かせたあとに感想を言ってもらって自分の言葉にする練習が日ごろからできているからか文章を書かせると、周りの子の倍の倍書くようになった。また、先生から指示がとおりやすいと言われるようになった。特に、文章読解のドリルなどやらせていないが、自然と文章読解ができるようになった。(30代/小1、5歳、3歳の女の子のママ)

読み聞かせのあとに、感想を言葉にするステップを加えていたママは、「聞く力」と「表現する力」の両方が育っていると感じています。

・活字を読むので漢字や国語が得意になったのが大きな変化です。(30代/高3、小1の男の子、高2の女の子のママ)

・これまであまり気にしていなかったのですが、つい最近、中学3年生の長女が模試で国語だけは勉強しなくても偏差値がぐんと高く、本人も「たぶんいっぱい本読んできたからだと思う」とポロリと口にして、母として心の中で拍手喝采しました。(40代/中3、小5の女の子、小2の男の子のママ)


「好きこそものの上手なれ」という言葉を体現したようなエピソードです。読み聞かせを続けることは決して簡単ではありませんが、何年後かにこうしたかたちで実を結ぶ瞬間があると思うと、いまの積み重ねに希望を感じるママも多いのではないでしょうか。

◆「なぜ」の感性が磨かれ世界が広がる

・喋れないころから、絵本だよとみせると双子が「!!」と目を輝かせてハイハイダッシュで寄ってきてくれたのは一生の思い出。(40代/小2の男の子、小2の女の子のママ)

想像しただけで、思わず頬がゆるむエピソードです。絵本へのワクワクした気持ちは、「知りたい」「見てみたい」と思う好奇心の原点ともいえそうです。

・絵本で見たものを、実際の世界で見つけたときや、親が導いて「絵本で見たね」と伝えると理解してくれ、目をキラキラさせて、あ! と指差すのを見ていると、読み聞かせをしていてよかったなと思う。(30代/1歳の女の子のママ)

本の世界と現実とが結びつくことで、子どもの世界は少しずつ広がっていきます。キラキラした発見を一緒に共有できることは、読み聞かせがくれるご褒美かもしれません。

・絵本のセリフのような言葉を発するときがあるので、面白いです。わからない言葉についても感度が高いので、「◯◯ってどういうこと?」と質問することが多いです。絵本では口語に比べ、固い言葉も出てきますが、最近ニュースをポッドキャストで聞くようになっても、楽しんで聴いているのは、こうした影響もあるのかなと思っています。(30代/年長の女の子のママ)

知らない言葉を「おもしろい」と感じられる感性は、世界を広げる最強の武器になるのではないでしょうか。わからないことをそのままにせず、「知ろう」とする姿勢は、大人になってからも大切にしたい力です。

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◆子どもの成長後も残る親子の特別な思い出

・寝る前にベッドで家族で読み聞かせタイムをもつことが、幸せだなぁと思っています。(40代/小4の双子の女の子のママ)

・効果のようなものはわかりません。ただ、一緒に読んでいるときは親子ともに楽しいです。(40代/中1の女の子、小4、小1の男の子のママ)

「変化」というと、つい学力や語彙力など「子どもがどう成長したか」に目がいきがちですが、読み聞かせている時間そのものに「やっていてよかった」と感じている声が多いのが印象的でした。

・言葉や表現は豊富な方だと感じますが、それが読み聞かせのおかげだったかは分かりません。兄が4~5歳のころ、弟(1~2歳)に読み聞かせしていた場面を何度か見たことがあり、どちらも嬉しそうでとてもいいなと思いました。読み聞かせは、寝る前のルーティンとしてとても良かったと思います。(40代/中1、小4の男の子のママ)

読み聞かせを通して、思いやりの心が育っていることを実感しているママもいます。ママがしていたように、上の子が下の子に本を読んであげる、とても微笑ましい光景です。

・0歳のときに反応がなく意味があるのかな? と思いながら読み聞かせ続けていました。2歳半になった今、そのころの本を引っ張り出してきて声を出して楽しそうに読んでいるのを見ると、とてもエモーショナルな気持ちになりました。子どもが大きくなって巣立ってからも、一緒に読んだ本は大切にとっておこうと思っています。(30代/2歳の男の子のママ)

読み聞かせの時間は、子どもが成長して離れて過ごすようになっても、心の中に残る一生の思い出になりますね。

・良かったことは、中学生・高校生になった今でも読み聞かせをしていた本の話題になり、あのころこんなこと思ってた! あの絵がおもしろかった! とよく覚えていて、幼少期の思い出のひとつになっています。(50代)

大きくなってからも、当時読んだ本の話題で盛り上がれるなんて、読み聞かせをしていた頃には想像していなかったうれしい未来です。今まさに読み聞かせを続けているママにとって、これからの時間が少し楽しみになるようなエピソードです。

頑張りは必ず返ってくる 読み聞かせがくれた「かけがえのないもの」

YouTubeやSNSなど、さまざまなコンテンツが身近になった今も、約9割の家庭で読み聞かせが続けられており、今回のコクリコの調査ではその意欲は5年前よりもむしろ高まっていました。

今回のアンケートを通じて感じたのは、大切なのは形よりも親子で一緒に過ごすその時間そのものなのかもしれないということ。紙の絵本であっても、動画であっても、会話であっても、読み聞かせはあくまでひとつのツール。「しなければならない」に縛られなくていいのです。

時代とともに読み聞かせのかたちは変わっても、親子で言葉を交わす時間の温かさは、きっといつまでも子どもの心に残り続けるはずです。みなさんは今、どんな形でお子さんとの時間をつくっていますか?

※基本的にアンケート回答の原文をそのまま記載しています。ただし文字数の都合上、一部抜粋や主旨を損なわない範囲の要約・編集を行っている箇所があります。(明らかな誤字等は修正のうえ記載)

コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。
ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。

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