【学びの多様化学校】「対話」を軸に自己肯定感を育む。大分「くす若草小中学校」の“指導”しない教育

不登校の子の新たな学びの選択肢「学びの多様化学校」 #3

「野遊びの時間」という自然体験を取り入れた授業での一コマ。渓谷や湿原、アスレチックなど地域の自然の中でのびのびと体を動かす。  写真提供:くす若草小中学校
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中学生の1割以上が不登校──。そんな危機的状況から、わずか1年足らずで開校した大分県の「くす若草小中学校」。

そこでは、子どもたちの「やりたい」という思いを何よりも尊重し、「対話」を徹底するユニークな実践が重ねられていました。

小原猛校長への取材から見えてきたのは、大人が“教える”のをやめたとき、子どもたちが自ら輝き始めるという教育の原点でした。

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目の前で川に流されている子どもたちを見捨てることはできない

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