【妊娠中の出血】は少量でも病院に連絡を! 産科学界の名医が解説
産婦人科医・安達知子先生に聞く「妊娠中に注意したい症状」 #1 妊娠中の出血について
2023.11.16
総合母子保健センター 愛育病院 名誉院長:安達 知子
妊娠中の身体は妊娠前とは大きく異なります。例えば少しの性器出血も、そのまま様子を見ていいのか、病院に連絡したほうがいいのか、判断に悩むもの。
そこで、妊娠中に出血が起こる理由や対処法などについて、愛育病院名誉院長・産婦人科医の安達知子先生に解説していただきました。
1回目は妊娠中の出血についてです。
(全3回の1回目)
安達知子(あだち・ともこ)
総合母子保健センター 愛育病院名誉院長。東京女子医科大学客員教授。東京女子医科大学医学部卒業後、同大学産婦人科学教室入局。米国ジョンズ・ホプキンス大学研究員、東京女子医科大学産婦人科助教授を経て、2017年より愛育病院院長、2022年名誉院長に就任。日本の産科学界を担う中心的存在の一人。
少量の出血でも心配なら病院へ連絡を
まず伝えておきたいのが「出血の量に関係なく、心配であれば医療機関に電話してもらってかまわないこと」です。