4つ星ホテル内の一室や台湾式など「産後ケア施設」がよりバラエティー豊かに!

話題の「産後ケア施設」特集第2弾 #3 ~注目&ニューオープン・関東編~

マットレスがシモンズの産後ケア施設も!  写真提供:Vitalité House
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「産後ケア施設特集第2弾」の1・2回目は、性教育YouTuberのシオリーヌさんに産後ケア施設とご自身が手掛ける「産後ケア銭湯」についてお話しいただきました。

3回目は、ニューオープンを含めた注目の産後ケア施設について。

民間の産後ケア施設は、各市町村が運営する施設よりも料金は割高ですが、産後ママの心身を回復させるケアや、設備が大充実! ママと赤ちゃんに関わる基本的なお世話だけでなく、オリジナリティ溢れる食事や、産後ママの心身を癒やすボディケアサービスの提供、さらに家族で利用できる施設まで。

今回は、台湾の産後ケアを取り入れた施設や、デイケア(日帰り)タイプなど、ニューオープンを中心に、関東エリアで話題を集めている産後ケア施設5選をご紹介します。

(全4回の3回目。1回目を読む2回目を読む)。

『Vitalité House(ヴィタリテ ハウス)』(神奈川県川崎市)

2023年4月、武蔵小杉にオープンした複合施設『KOSUGI iHUG(コスギアイハグ)』のウェルネスリビング棟にある産前産後ケアセンター『Vitalité House』。木の素材をふんだんに使用した空間、そこに素敵なアートが飾られ、感度の高いママたちから「上質な時間を過ごせる」と評判です。

ママ同士で会話を楽しめたり、食事をとったりするためのリビング&ダイニング。冬は暖炉の灯が心を癒やしてくれます。  写真提供:Vitalité House

常駐する助産師に、保育士や看護師なども加えた専門職チームが育児支援を行い、さらには医療連携の体制もしっかり。キッズルームがあり、上のお子さんの預かりも可能で、さらにこちらでは、ファミリールームもあるので、パパや上のお子さんとも一緒に宿泊することができます。

都心からアクセスが良く、タクシー代の補助や、産後12ヵ月まではリピート割引も。ちなみに、産後すぐに利用し、そのあともリピート利用するママが多いとのこと。また、利用後「ヴィタリテクラブ会員」として、その後も一時預かりや、ベビーマッサージのイベントなど、いろいろなサポートが継続的に受けられますよ。

朝・昼・夜全て、近隣のファームで採れた新鮮野菜中心のメニューがいただけます。大ぶりにカットするなどし、食べ応えも演出。また、希望者には夜食の提供もあります。  写真提供:Vitalité House

食事は専属の管理栄養士が、産後の身体のために考案したメニュー。野菜を豊富に使用し、食事以外のおやつも米粉やオーガニック素材を使った手作りです。

また、授乳指導やおっぱいのケア、育児練習、24時間の赤ちゃん預かり、身体測定なども受けられ、オプションでアロママッサージ、フェイシャル、各種点滴(母乳の場合は不可)、ネイル、フットケアなどの美容メニューもあり、ママは産後の心と体を癒やしながら、美と健康もトータルでサポートしてもらえます。

さらにベビーフォト、ベビーマッサージなども。

自室は防音施工されていて、とても静か。ベッドはシモンズのダブルサイズを採用し、ママはゆったりと体を休めることができます。 写真提供:Vitalité House

『Vitalité House(ヴィタリテ ハウス)』
住所:神奈川県川崎市中原区小杉町3-24-10
TEL:044-322-9463
サービス内容:助産師24時間常駐、24時間の赤ちゃん預かり、授乳指導、おっぱいのケア、育児練習、アロママッサージ、ベビーマッサージなど。※有料サービスも含む。
宿泊費:スタンダードルーム 59,400円 (1泊2日) ※2泊3日〜も利用可。7泊以上は割引あり。他の種類の部屋と複数のプラン、デイケア(27,500円)もあり。

『Mamma levata(ママレヴァータ)』(東京都千代田区)

東京駅から徒歩約10分のホテルメトロポリタンエドモント内に、2022年11月にグランドオープンした産後ケア施設『Mamma levata』。アクセスが非常に良く、ママの利用はもちろんのこと、面会に訪れる家族にも便利です。

また、近隣には医療機関も豊富にあるので、いざというときも安心。顧問医の医師とも常に連携が取れる体制のため、急な体調トラブルにもすぐ対応してくれます。

ホテルならではのラグジュアリーなお部屋。ツインベッドだから、ママも家族も一緒に、のびのびと快眠できます。  写真提供:Mamma levata

利用は産前・産後は4ヵ月まで。助産師・保育士・看護師などの有資格者が24時間常駐で、沐浴・授乳・赤ちゃんケア方法を指導し、24時間体制で産後ママをサポートしてくれます。お部屋で使える搾乳器などの貸出もあるから、身軽でチェックインできるのもポイントです。

ちなみに全室ツインベッドなので、パパや上のお子さん、おばあちゃん、おじいちゃんなどの家族の宿泊も可能。ホテル内には、ニューボーンフォトや家族撮影のできる写真館、さらにママのヘアカットやブロー、シャンプーができる美容室の併設もありますよ。

ベビールームのケアスタッフは、全員が産前産後ケア関連の有資格者。安心して赤ちゃんを任せることができます。  写真提供:Mamma levata

食事は、4つ星ホテルである「ホテルメトロポリタンエドモント」のシェフが手がけるメニュー。栄養がありつつ、ハイクラスな見た目とボリュームに、産後の身体も心も大満足に。

食事は、朝・昼・おやつ・夜。産後ママの身体の回復をはかるための栄養満点かつ、ボリュームたっぷりの食事がサーブされます。  写真提供:Mamma levata

『Mamma levata(ママレヴァータ)』
住所:東京都千代田区飯田橋3-10-8ホテルメトロポリタンエドモント内
TEL:03-6385-0807
サービス内容:24時間の赤ちゃん預かり、授乳指導、おっぱいのケア、沐浴指導、よもぎ蒸し、足湯、産後骨盤矯正マッサージ、美顔鍼灸など。※有料サービスも含む。
宿泊費:ツインルーム(28㎡) 58,800円(1泊2日) ※食事付きの場合は69,800円 付添人宿泊料金を含む。他の種類の部屋と複数のプランもあり。

『Coral Sango Salon(コラルサンゴサロン)』(東京都江戸川区)

2023年10月にオープンした台湾式のケアホテル「Coral Sango Salon」。「産後ケアはママだけのものでなく、家族のもの」というコンセプトを掲げ、産後1年までのママと赤ちゃん、その家族が利用することができます。

ホワイトが基調のお部屋は清潔感いっぱいでベビーベッドも完備。ベッドは広々サイズだから、パパや上のお子さんと一緒に寝ることも可能です。  写真提供:Coral Sango Salon産後ケアホテル

開業の経緯は、代表の飯村亮平さんが第1子を授かったとき、「台湾出身の妻から産後ケア施設に入りたい!」とリクエストされたことがきっかけ。というのも、台湾では、産後約1ヵ月は、ケアホテルに泊まり、徹底的に療養するのが一般的だからです。

そこで飯村さんは、台湾や韓国の産後ケア文化を調べ、また自身も実際に利用して産後ケア方法を体験。その経験から、こちらでは「1晩でもいいから、ゆっくり眠りたい」という産後ママの願望を叶えるプランが充実。

施設内では和漢をテーマに、生薬を使った食事や漢方茶、身体の冷えを取る漢方足湯などのサービスもありますよ。

こちらでは、利用者のママだけでなく、パパも一緒に赤ちゃんのお世話全般を学ぶことが可能。さらに、きょうだいの参加もOKです。  写真提供:Coral Sango Salon産後ケアホテル
和漢をテーマに、体を内側から元気にさせる食事を用意。ナツメと鶏肉のスープなど、台湾式メニューも。  写真提供:Coral Sango Salon産後ケアホテル

『Coral Sango Salon産後ケアホテル』
住所:東京都江戸川区平井3-11-8
サービス内容:助産師24時間常駐、24時間の赤ちゃん預かり、授乳指導、おっぱいのケア、カウンセリング、漢方足湯、ベビーマッサージ、ベビーフォト、産後ヨガ、アロマボディなどの産後セラピーなど。※有料サービスも含む。
宿泊費:スタンダードタイプ47,000円(1泊2日)※複数のプランもあり。

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