話題の『たいやきデカ』 子どもが本の虫になる第一歩には「役に立たない」けど「クスリと笑える」本

小学生のリアルな感想と想定外の効果とは  (2/4) 1ページ目に戻る

まんがのような、お気楽児童書の役割は大きい!

ご存じない方のために、児童書『たいやきデカ』について少し触れておきましょう。顔がたいやきのベテラン刑事「コゲンボ」が、顔が固焼きせんべいの新米刑事「カタスギ」と一緒に事件を解決していくお話です。

顔のあんこが減ると力がなくなり、補充すると顔が戻って「あんこマックス!」と大技を繰り出し(長続きはしない)……と、あ、何かに似ていてもまだ突っこまないでくださいね。

『たいやきデカ (1)だいふくどろぼうを つかまえろ』より
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『たいやきデカ (1)だいふくどろぼうを つかまえろ』より

そして大福屋さんの大福が盗まれた事件を解決しに行くのですが、あんこが足りなくて、明日用の仕込みあんこを使ってしまうという本末転倒っぷり。

まだ長い物語や微妙な心の変化を追っていけない子どもには、こういうツッコミどころがある方が楽しんで読むことができます。

『たいやきデカ (1)だいふくどろぼうを つかまえろ』より

吹き出しもあり、文章のワンブロックが短いため、教科書や一般書に比べて文の意味が捉えやすいのが特徴です。お話が謎解きなので、好奇心でページを進められます。

その反面、やんちゃな男の子が好む「うんち」のような下ネタや、過激な言葉が入っていないのも好印象。小学2年生までに習う漢字が使われているものの、すべてにふりがながふられているため、楽しみながら漢字を覚えてしまう子もいます。

お、これは思いがけず、役立つところでした!

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