ママ友ができない！　コロナ禍や人見知りで悩む親にコミュ力“ゼロ”の漫画家が助言

また、保育園や幼稚園に子どもを通わせていると、どうしても他の保護者と顔を合わせる機会があります。

「③送迎の時間、他の保護者がいないとホッとしていました。保護者がいると挨拶だけでもいいはずなのに『なにか話したほうがいいのかな』と緊張してしまうんです。

でも園のママたちと少しでも会話ができるようになると、自身の達成感や満足感が得られますし、子どもの相談もしやすくなるので、何とかしたいところです。

私と違い、うちの娘はすごくコミュ力が高くて、いわゆるコミュ強。お迎えが他のお友達とかぶったときには、④「○○ちゃんと一緒に帰るから待ってる！」と言いがちなんです。心の中では『やめて……』って思いますが、タイミングが合えば待って一緒に降園することもあります」（おやまさん）

そういった会話に困ったとき、「天気の話は人類共通！」とおやまさん。

「まずは天気の会話から距離を詰めていくのがおすすめですよ。『気温の変化が激しいから子どもに何を着せていいかわからないですよね』とか『洗濯物が乾かなくて大変ですよねぇ』とか、意外に会話がふくらみますし。天気の話は最強です！」（おやまさん）

コミュ力が試されるのは対面の会話だけではありません。

「⑤グループLINEって言葉を聞いただけで不安になります（笑）。そもそも、ママ友関係なくグループLINEというもの自体が苦手だし、さらにそれがママ友となると、ダブルで苦手分野です……」（おやまさん）

保育園や幼稚園、小学校の保護者たちの間では、連絡網代わりにグループLINEが組まれることが少なくありません。

「グループLINEでは、『ありがとうございます』や『よろしくおねがいします』、『了解しました』などを、スタンプで返信する機会が多いんです。既読したら、とりあえず返信するのにスタンプが便利なんですね。

私は漫画とかアニメのスタンプしか持っていなかったので、ほかの方が使っている“無難な敬語スタンプ”を、保護者グループLINE用にあわてて買いました（笑）」（おやまさん）

以上の５項目に当てはまったり、「その気持ち、なんだかわかるなぁ」となった方は、コミュ力低めなのかもしれません。

「でも大丈夫です！　コミュ力がなくったって、意外とどうにかなるもの」と、おやまさん。

人見知り＆コミュ力“ゼロ”でも、それなりに、なんとか保育園付き合いやママ友関係を乗り越えてきたと言う、３児の母・おやまさんならではの説得力です。

読めば気持ちがラクになる、おやまさんのおもしろ役立ち子育てエッセイ『コミュ力０ママでも育児の人間関係なんとかなるよBOOK』には、人見知りママもぼっちママも、楽しく育児ができるヒントが隠されています。

次回は、「はじめてのママ友づくり」についておやまさんのエピソードと、コミュ力“ゼロ”でも楽しく育児をするヒントをおうかがいします。

PROFILE　おやま
1989年生まれ。関東在住の漫画家・イラストレーター。家族構成は６歳長女（2016年生まれ）、４歳長男（2018年生まれ）、２歳次男（2019年生まれ）、夫。趣味は漫画を読むこと、ひとりカラオケ。家族とのクスッと笑える日常を切り取った漫画、『おやまさんちの愉快なる365日』（KADOKAWA）も発売中。

取材・文／遠藤るりこ

※おやまさんインタビュー「コミュ力０（ゼロ）ママ」は全４回。第２回は2022年８月28日、３回は８月29日、４回は８月30日公開予定です（公開日時までリンク無効）。

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