おうち料理研究家は「現役大学生」　子どもと並走したみきママの「大学受験勉強法」とは？

──ママが大学生になったことで、お子さんたちへの影響はありましたか？

みきママさん：今の大学は、平日週５日。朝の９時から夜18時まで、しっかり座ってないといけないんです。昔と違って、携帯のアプリで出欠を取るから、教室にいないとバレちゃうんですよね（笑）。

教科ごとのテストもたくさんあって、きちんと授業を聞いて、理解していないとできないし。だからこの２年間、めちゃくちゃ真面目に勉強しています（笑）。

でも、大学受験のときも、入学してからの勉強の日々も、長男も大学受験に向かって勉強していた時期と重なっていたので、「息子と一緒にがんばろう」と思えたのが大きかったですね。リビングで問題を出し合ったり、２人で「今から勉強するから話しかけないでよ！」って、よーいどんで集中して、勉強していました。

これまでは、子どもたちにいくら「勉強しなさい」と言ってもやらなかったけれど、今は「ママも勉強しているんだから、俺もやらなきゃな」「ママが大学にしっかり行ってるから、俺も学校へ行こう」って思ってくれているんじゃないかな、と。それはよい相乗効果になっていると思っています。

──子どもの勉強に並走する姿勢として、一緒に取り組むのというはいいことですね。

みきママ：やっぱり口で伝えるんじゃなくて、態度で示すことが大事なんだなと思いました。例えば勉強でなくても、子どもが勉強している横で、パソコンを開いて仕事をしてもいいし。隣に座って何かすることで、お互い励みになりますよね。

最近は、毎日の授業と課題で疲れ果てて、ダイニングのソファーで力尽きて寝てしまうこともあるから、そんな姿も子どもたちに見られていますけど（笑）。

管理栄養士の国家試験は、２年後の2026年。今度は、次男の大学受験と重なります。夢に向かって共に励まし合う仲間のような気分で、次男と一緒にがんばれたらいいなと思っています。

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とにかく目まぐるしい日々のことを、楽しく明るく語ってくれるみきママさん。お話を聞いているだけで「私もがんばらないと！」と背筋がピンとなりました。

そんなみきママさんに活力を与えてくれるのは、一回りも二回りも年下の、同級生たちだといいます。次回２回目では、同級生たちとの楽しい大学生活の日々について伺います。

撮影／日下部真紀
取材・文／遠藤るりこ

みきママさんの連載は全３回。
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（※２回目は2024年４月21日、３回目は４月22日公開。公開日までリンク無効）