子どもたちがコーラスに初参戦!? TOBI「どんな子だって音楽作りができる」

レ・ロマネスクTOBI×MOVEラボ研究員の曲作りプロジェクト#2

アーティスト:レ・ロマネスクTOBI

TOBIさんの指揮で子どもたちの心がひとつに!

緊張がほぐれてきたところで、曲作りプロジェクトのテーマソング『セロトニンニン、ドーパミンミン~やる気を出すためにはたらく脳内物質』のレコーディングへ。

子どもたちが歌うのは、サビのコーラスと、Aメロ・Bメロの「イェイ」「ソレ」「ハイハイハイ」といった掛け声の部分です。事前に渡されたデモ音源と歌詞で練習してきた子どもたち。マイクテストを終えると、さっそくレコーディングに入ります。

TOBIさんの声が入ったデモ音源を流しながら、子どもたちの声をとっていきます。制限時間は30分ほど。果たして……? 写真:日下部真紀

『セロトニンニン、ドーパミンミン~やる気を出すためにはたらく脳内物質』は、アップテンポのエレクトリック・ダンスミュージックです。

子どもたちが参加する掛け声のところは入るタイミングが難しく、小声になったり、半秒くらい遅れてしまったり……。

失敗が続くと子どもたちも心配になってきたのか、やや不安な表情がちらほら見え始めました。

そこでTOBIさんが「失敗してもそのまま続けよう」「今の20倍、大きな声を出そう」とアドバイス。見本を示すように誰よりも大きな声を出すと、いつの間にか子どもたちも大きな声を出せるように。

そこからは少しズレてしまっても、みんな途中で止めることなく大きな声をキープ。最後まで精いっぱい歌い続けることができました。

「イェイ」の掛け声のときは拳を突き上げるなど、身振り手振りで指揮をとるTOBIさん。ワークショップ同様、子どもたちにわかりやすく伝えます。 写真:日下部真紀
プロ仕様のマイクを前にしても「あんまり緊張はしなかった」と、余裕さえ見られるしんご(10歳)。頼もしい落ち着きぶりです。  写真:日下部真紀

こうして、レコーディングは制限時間内に無事終了。James Panda Jr. (ジェームズ・パンダ・ジュニア)さんのリクエストで、それぞれの好きな言い方で「セロトニンニン」「ドーパミンミン」という声をとり、撤収となりました(どのように使われるのかは、アルバムを聴いてのお楽しみ♡)。

最後に子どもたちに今日の感想を聞くと、

「楽しく歌えました。TOBIさんはおもしろい人で、一緒に歌えて楽しかったです」(しんご/10歳)

「(スタジオの中には)いろいろなものが揃っていて、TOBIさんの歌も聴けて、感動したし、うれしかった。上手に歌えていると思う!」(はるか/9歳)

「ちょっと間違えちゃったけど、結構いい感じ。TOBIさんに会えてうれしかった」(こうたろう/8歳)

「ひとりだけ声変わり中なので、みんなの中にしっかり入れるように意識しました。楽しく歌えました」(しんのすけ/13歳)

「初めてのことばかりで、初めて見たものもあって、いい経験になりました。うまくできたと思います」(はるか/15歳)

と、みんな初めてのレコーディングをのびのびと楽しめた様子。曲の仕上がりにも自信をのぞかせていました。

「ワークショップの宿題の歌詞、もうできたよ~」とうれしそうに答えてくれたこうたろう(8歳)。次回のワークショップが楽しみです。   写真:日下部真紀
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