お風呂嫌いの子を「お風呂スキ!」に変身させる「おふろシール」と「かおボトル」
おもちゃ作家・佐藤蕗さんに教わる イヤイヤ期に効く手作りおもちゃ #1
2022.06.19
手作りおもちゃ作家:佐藤 蕗
「穴から水や空気が出るのが楽しい!」と子どもも夢中に
「こういうがあったらいいな」「こんなおもちゃはどうだろう?」。
そう思ったときに、家にあるものでササっと作れるのも、手作りおもちゃの大きな魅力です。なかでもペットボトルで作った「かおボトル」は、小さな子どもがいる家庭ならロングヒットが期待できます。
「ペットボトルに、ビニールテープなどで顔や手をつけて穴をあけるだけなんですが、子どもはこれで、かなり繰り返し遊んでくれます」(佐藤さん)
水を入れた状態でふたを開けると、穴からジャーっと水が出て、ふたを閉めると止まる。そんな変化自体が子どもにとっては楽しいものですが、空気と水の “物理的な現象”を自然に知ることができるのもすばらしいところ。
「遊び方は、親がはじめにやって見せてもいいですが、子どもが自分で気づく場合もありますね。ペットボトルを浴槽に沈めて、お湯を出し入れするだけでも楽しいですし、穴から水が出るのを、指で止めるのも面白い。自由に、好きな遊び方を見つけていくのがいいと思います」(佐藤さん)
表情はもちろん、穴をあける場所によっても、さまざまなアレンジが可能です。
今回、佐藤さんに紹介してもらった『なみだくん』(上の写真)や『オー・ナラ』(下の写真)を参考に、お風呂の“楽しい仲間”を増やしていってください!
お風呂のかわいいお友達「かおボトル」の作り方
【用意するもの】
・ペットボトルの空き容器
・ビニールテープ
・油性マジックなど
・ハサミ(必要ならカッター、カッターマット)
・画びょう、キリなど
【作り方】
①ビニールテープを使って、ペットボトルの空き容器を、自由に飾りつけます(目や鼻や口も、ビニールテープを切って作れます)。油性ペンで顔を描くだけでもOK。
②画びょうやキリなどを使って、ペットボトルの好きな場所に穴をあければ完成。とがった道具は、丸い面ではすべりやすいので扱いに注意。
【キリで穴をあける作業は必ず大人が行い、ケガをしないように十分に気をつけてください】
【遊び方】
水を入れた状態でふたをあけると、穴からジャーっと水が出て、ふたをしめると止まります。空気を入れた状態でふたをしめ、浴槽に沈めて手で押すと、穴から泡がポコポコと出ます。
【ポイント】
・材料のペットボトルは、デコボコが少ない炭酸飲料の空き容器などがおすすめ。
・顔のパーツを作るときは、難しく考えず、丸・三角・四角などの組み合わせで。細かいパーツは、カッターマットなどに貼って切ると切りやすい。
子どもと一緒に作れば、もっと楽しい!
「手作りおもちゃ」にハードルの高さを感じていた方も、今回紹介した「おふろシール」「かおボトル」のように、ごく身近な材料を使った手軽なものなら、チャレンジしやすいはず。あなたも今日から、子どもとの日常に「手作りおもちゃ」を取り入れてみませんか?
取材・文/砂田奈美子
※公開日までリンクは無効です。
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佐藤 蕗
建築設計事務所勤務を経て、第1子出産を機にフリーランスに。育児をしながら作っていたおもちゃがTwitterで反響を呼び、「ヒルナンデス!」(日本テレビ系列)などで紹介される。造形作家として、雑誌・web・テレビなどで活動。2児の母。 著書に『ふきさんのアイデアおもちゃ大百科』 『ふきさんのシーズンおもちゃ大百科』 『親子で笑顔になれる “魔法の手作りおもちゃ"レシピ』 2021年よりオンラインの工作教室「佐藤蕗の手作りおもちゃ教室」 をスタート。新規会員も受付中。
建築設計事務所勤務を経て、第1子出産を機にフリーランスに。育児をしながら作っていたおもちゃがTwitterで反響を呼び、「ヒルナンデス!」(日本テレビ系列)などで紹介される。造形作家として、雑誌・web・テレビなどで活動。2児の母。 著書に『ふきさんのアイデアおもちゃ大百科』 『ふきさんのシーズンおもちゃ大百科』 『親子で笑顔になれる “魔法の手作りおもちゃ"レシピ』 2021年よりオンラインの工作教室「佐藤蕗の手作りおもちゃ教室」 をスタート。新規会員も受付中。