2022.06.20

ブックマーク

外出先で子どもがぐずっても大丈夫!退屈な待ち時間を楽しくしてくれるおもちゃ

おもちゃ作家・佐藤蕗さんに教わる イヤイヤ期に効く手作りおもちゃ #2

手作りおもちゃ作家:佐藤 蕗

持ち運べる「ふうとうえほん」。手作りだからお話も自由自在!  写真:佐藤 蕗

多彩なアイデアで手作りおもちゃを提案している佐藤蕗さんに、2〜3歳向けのおもちゃの作り方を紹介していただく連載シリーズ。今回は、外出先のちょっとした待ち時間に子どもがぐずってしまうのを、あっという間に解消してくれるおもちゃ、「ふうとうえほん」「かおコップ」をご紹介します!

窓つきの封筒を使って「動く絵本」を作ろう!

病院や乗り物の中、フードコート……。外出時にどうしても生じてしまう待ち時間。子どもは、退屈な時間が続くことに耐えられないもの。そんなとき、スマホを観せる以外にぐずり解消の方法が見つからない! というパパママもいるのではないでしょうか。おもちゃ作家の佐藤蕗さんも、息子さんが2、3歳の頃は乗り物に長く乗っていると飽きてしまい、ぐずることがよくありました。

「一度、電車の中でひどくぐずってしまい、困ったことがあるんです。そのときに、ふと持っていたペンギンの絵がついたSuica(JR東日本のICカード)を定期入れからチラッと出したり入れたりしてみたら、息子がすごく喜んでくれたんですよね。「ふうとうえほん」は、そんな経験から着想して作ってみました」(佐藤さん)

「ふうとうえほん」で使うのは、文房具店などで手に入るおなじみの窓つき封筒です(わざわざ購入しなくても行政から送られてきたものなどを使用すれば十分です)。この中に絵を描いた紙を入れて、横に動かすことによって紙芝居のような面白さが生まれます。

中の紙を動かすと、小さな魚の群れを大きな魚が追いかけているよう。  写真:佐藤 蕗

たとえば、上の写真のような絵柄であれば、「魚の群れが泳いでいると思ったら、うしろから大きな魚が追いかけてきて……」なんてストーリー展開にもできます。あるいは封筒を家に見立てて、中に住むキャラクターの一日を描いてみるのもいいでしょう。「ただし、物語性にこだわる必要はありません」と佐藤さんは言います。

「ストーリーなんてなくてもいいし、シールを貼るだけでもいいんです。とにかく、子どもは何かがのぞいたり隠れたり、という変化が大好きなので、“絵を動かすことで楽しませる”のがポイント。電車好きな子にとっては、山のトンネルからゆっくりと電車が出てくる……というだけでもうれしいものです。いろいろ想像しながら、楽しんで見てくれますよ」(佐藤さん)

「次は、何が出てくるかな?」と声かけしながら見せるのもおすすめ。  写真:佐藤 蕗

中の紙をひっぱると、電車が出てくる!  写真:佐藤 蕗

まるで動く絵本!「ふうとうえほん」の作り方

【用意するもの】
・窓つき封筒
・A4の紙 (2枚)
・ボールペン、色えんぴつなど

なるべく薄い紙を用意し、封筒に重ねます。  制作・撮影:砂田奈美子

①窓つき封筒の上に、A4の紙を1枚、角を合わせて重ね、窓の輪郭をボールペンなどでなぞります。

うっすら見える「封筒の窓の輪郭」をなぞっていきます。  制作・撮影:砂田奈美子

② ①で使った紙の上にもう1枚の紙を重ね、絵を描いていきます。窓の輪郭をすかした状態で、紙を動かしたときにどう見えるかをふまえて、絵を描いていくのがコツです。

なぞった線をガイドのようにして別の紙に絵を描きます。  制作・撮影:砂田奈美子

③ ②を3つ折りにします。他の面にも同様に絵を描きます。

④折り目に沿って3枚に切って重ね、封筒に入れます。

子どもに見せながら中の紙を動かしてみてください。キャラクターの絵をすばやく出したり引っ込めたりするなど、動かし方を工夫すると、子どもがよりひきつけられます。

【ポイント】
・絵を描くのが苦手なら、シールを貼るだけでもOK!
・動物や魚、電車など、子どもの好きなものを使うと喜ばれます。

次のページへ表情が次々と変わって子どもが夢中になる「紙コップのおもちゃ」とは?
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