

日本最大級の掲示板サイト『2ちゃんねる』の開設者で、現在は実業家、インフルエンサーとして活躍するひろゆき(西村博之)さん。
子どもたちが「将来のことを相談したい有名人ランキング」などにも度々名前が挙がるなど、大きな影響力を持っています。そんなひろゆきさんが初の子ども向けプログラミング本『ひろゆき式 10歳からのプログラミング入門』を出版。
プログラミングについてを中心に聞いた前回に続き、今回はひろゆきさんの子ども時代や、自分の力を伸ばした背景や理由について聞いてみました。
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ひろゆき(西村博之)
1976年、神奈川県生まれ。中央大学へと進学。在学中に、アメリカ・アーカンソー州に留学。1999年、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。2005年、株式会社ニワンゴの取締役管理人に就任し「ニコニコ動画」を開始。2009年に「2ちゃんねる」の譲渡を発表。2015年、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。YouTubeの公式チャンネル登録者数は158万人を超えるインフルエンサーでもある。『僕が親ならこう育てるね』(扶桑社)、『プログラマーは世界をどう見ているのか』(SB新書)、『1%の努力』(ダイヤモンド社)など著書多数。
早くつきたいから、移動手段は「走る」!
──コクリコの読者の多くは子育て中です。現在はフランス・パリに住み、実業家としてさまざまな場所で活躍するひろゆきさんは、どのようなお子さんだったのでしょうか。
ひろゆきさん:小学校低学年のころは、基本的に「移動するときは走る」という子どもでした。なぜなら、目的地に早く着きたいから。友だちの家に行くとか、公園に行くとか、行く場所が決まればとにかく走って移動する。僕は行きたくないところは行かない子どもだったので、行くのは行きたい場所だけ。そうなると早く着きたいから走るわけです(笑)。
「走ると疲れるのでは?」と聞かれることもありますが、疲れるのは歩くのも同じ。走ると一気に疲労が訪れるので、疲れを強く感じるだけだと思います。そんな感じでずっと走っていたのですが、小学校3~4年生になって「友だちと一緒に帰る」という習慣が始まり、それで初めて「歩く」という移動法を知ったんです。
「人と速度を合わせなければいけない」とわかったから。ただ、これは余談ですが、昔の日本人は「歩く」と「走る」を区別していなかったらしいんです。「ナンバ歩き」なども有名ですが、今とは違う移動方法がいろいろあったみたいなんですよね。