産後ケア施設を人気イラストレーターが実体験「ここがよかったベスト５」！

雑誌や書籍の挿絵、ポスター、フライヤー制作などを多数手がける人気イラストレーター・やまだだりさん。2022年８月に第２子を出産されました。そして産後１ヵ月のとき、「産後の身体が限界……」と、産後ケア施設を利用することに。

今回はだりさんに「産後の身体やばかった５選」や、産後ケアホテルの「ここがよかった５選」などの体験記イラストを描き下ろしていただきました。だりさんのインタビューも併せてお届けいたします。
（全４回の４回目。１回目を読む。２回目を読む。３回目を読む）

まず、だりさんはいつから産後ケア施設のことを知っていたのでしょうか？

やまだだりさん（以下、だりさん）：４年前の第１子出産のときから産後ケア施設の存在は知っていました。ですが、そのときは里帰り出産をしていたんです。今回は里帰りできる状況ではなかったので、産後すぐにケア施設を利用しようと思い、妊娠中から施設をいくつか調べていました。

でも、産後問い合わせたら予約がいっぱいで、すぐに入れなくて。それから１ヵ月ぐらいして、「これはもう本当に身体を休めたほうがいいな」と思うことがいくつかあり、問い合わせたら偶然予約がとれて宿泊できることになりました。

産後の身体のあれこれについて、だりさんに「産後やばかった５選」を描いていただきました。

だりさん：産後１ヵ月で自律神経がいかれちゃいましたね～。食欲が完全にゼロになっていて、夫に「今日ごはん食べた？」って言われるまで、その日食事をしていないことに気づいていなかったんです。これは本当に「私、やばいな」と思った出来事でした。

だりさん：普段はある程度動いた後でも上が95とかなのですが、寝た状態で148出てびっくりしました。今ではすっかり下がっています。

だりさん：産後骨盤にずっと違和感があって、いくらがんばって走っても、まったく子どもに追い付けませんでした。

だりさん：毎日、全然眠れなかったですねぇ……。眠れないから、身体も回復しなくて毎日悪循環でした。

だりさん：夫が育休を５日間取得すると言っていたのに、仕事に出なくてはいけなくなり、結局２日しか取れなかったんです。でも、夫は夫で「うちの妻なら乗り切れるだろう」と思っていたようですが、産後どんどん弱っていく私をみて「これは正直やばいかも」と思ったそうです（笑）。