絵本・童話作家きむらゆういちさん 「中居正広の土曜日な会」の 【運転免許返納前のラストドライブ】で振り返った半生
『あらしのよるに』出版30周年 きむらゆういちさんの半生を振り返る「ハートウォーミングドキュメンタリー」
2024.06.26
『あらしのよるに』シリーズ(講談社)や『あかちゃんのあそびえほん』シリーズ(偕成社)など、ミリオンセラー作品を生み出した絵本・童話作家のきむらゆういちさんが、6月29日午前11:30から放送される「中居正広の土曜日な会」(テレビ朝日)に出演します。しかし番組には「作家」としてではなく、「運転免許返納を決意したひとりの人間」としての出演となります。
きむらさんは、現在76歳。少し前から、車の運転は歳下の奥さま、みゆきさんにお任せしています。「もうそろそろ免許を返納しようかな」と考えていたところ、偶然の出会いから、今回のテレビ出演が決まりました。そこで、実際に出演した感想や番組の見どころを、きむらさんご本人に話していただきました。
「免許返納する人いませんか?」番組プロデューサーとの出会い
目次
「中居正広の土曜日な会」への出演は、番組プロデューサーに声をかけられたスタッフの紹介でした。
きむら
僕が主催している「ゆうゆう絵本講座」のスタッフが、毎年GWに開催されている「上野の森親子ブックフェスタ」で、声をかけられたのがきっかけです。「免許返納する人いませんか?」と聞かれて僕のことを話して。
後日連絡があり、出演が決まりました。『あらしのよるに』が刊行30周年という節目の年だったので、ちょうどいいなと思ったんですね。
運転免許証の返納には、年齢制限はありません。運転の必要がない人は、年齢に関係なくだれもが返納可能です。運転免許の自主返納制度は、1998年にスタート。「ニッセイ基礎研究所」調べによると、70代の運転免許返納数がもっとも多くなっています。きむらさんは、まさにそのデータとほぼ一致する年齢でした。
ラストドライブの行き先は夫婦思い出の地・横浜
番組の企画で、夫婦2人でラストドライブに出かけることになったきむらさん。さて、その行き先は?
きむら
横浜です。収録前に僕と妻、それぞれ別でインタビューを受けたときに「独身時代にどこに行きましたか?」と聞かれて。さらに細かく、どこに遊びに行ったとか、なにを食べたかまで聞かれましたね。
妻とはよく、横浜の中華街に行っていたんです。そうしたら番組の方でお店を手配してくれて、2人で思い出の場所を巡る旅ができました。
ドライブトークのテーマは自分の半生
ドライブといえば、車内の過ごし方もポイント。きむらさんご夫妻のドライブトークのテーマは!?
きむら
2人の思い出です。出会いから結婚、そして子どもが生まれてと、改めて夫婦関係をなぞるというか……。プラス、僕の絵本作家としての半生もしゃべりましたね。『あらしのよるに』が刊行30周年というけれど、単純に30年経ったのではなく、30年戦い抜いて生き残ってきた作品だと思っています。
現在、絵本・児童書は、毎日10冊くらい発売されています。狭い児童書の棚の中で、30年間生き残るのは大変なことなんです。『あらしのよるに』は30年生き残ったから、これから先も生き残ってくれるように、僕自身も努力し続けたいという思いをこめて、しゃべりました。ぜひテレビで聞いてください。
『あらしのよるに』原作情報
350万人が夢中になった「あらしのよるに」シリーズ7巻が、この一冊でイッキに読める!!
オオカミのガブとヤギのメイの友情物語に感動した子どもたちも、もう大人になっているはず。「あらしのよるに」を次の世代に手渡すために、そして、あらためて読みなおして味わうために……。
7巻分の物語が一冊で読める、「完全版」の登場です。
産経児童出版文化賞JR賞、講談社出版文化賞絵本賞など、多くの賞を受賞。映画化・舞台化され、教科書にも掲載、学校の図書館でも大人気の「あらしのよるに」が、迫力の大判で登場。読み聞かせにぴったりです!
子どもたちだけじゃ、もったいない!
「あらしのよるに」シリーズ7冊
児童書の世界では大人気のこの作品、こんどは大人が夢中になる番です。
〈1〉あらしのよるに──奇妙な友情はなぜ生まれたか?
〈2〉あるはれたひに──友情は食欲に勝てるか?
〈3〉くものきれまに──秘密の友だちって、いろいろたいへん。
〈4〉きりのなかで──仲間か? 友だちか? それが問題だ。
〈5〉どしゃぶりのひに──生きるためには、うらぎりも必要なのか?
〈6〉ふぶきのあした──この友情は、もう誰にも止められない……。
〈7〉まんげつのよるに──2ひきの友情ははたして永遠?
音楽劇や歌舞伎も上演! 『あらしのよるに』関連情報
日生劇場ファミリーフェスティヴァル 2024 音楽劇『あらしのよるに』
上演日程:2024年8月24日(土)~25日(日) 11:00/15:00の2回
会場:日生劇場(東京都千代田区有楽町1‐1‐1)
料金(税込):〈S席〉大人5,000円/子ども2,500円 〈A席〉大人4,000円/子ども2,000円
※3歳未満入場不可。子ども料金は、3歳以上中学生以下が対象となります。
上演時間:約2時間(休憩含む)
出演:ガブ:白石隼也、メイ:南野巴那、ギロ:阿南健治、おばさんヤギ:平田敦子、タプ:木原浩太、バリー:吉﨑裕哉、ミィ:しらたまな ほか
演奏:鈴木光介(トランペット)、砂川佳代子(クラリネット)、関根真理(パーカッション)、高橋 牧(アコーディオン)、日高和子(サックス)
スタッフ:
原作:きむらゆういち
脚本・演出:立山ひろみ、音楽:鈴木光介(時々自動) 、振付:山田うん
主催・企画・制作:公益財団法人ニッセイ文化振興財団[日生劇場]
協賛:日本生命保険相互会社
※やむを得ない事情により出演者等が変更になる場合があります。予めご了承ください。
チケット購入
Web:https://famifes.nissaytheatre.or.jp/ticket/
※日生劇場窓口でのチケットのお取り扱いはございません。
九月花形歌舞伎 発刊30周年記念「あらしのよるに」
上演日程:2024年9月4日(水)~26日(木) 昼の部11:00~/夜の部16:00~、9月9日(月)と9月17日(火)は休演
劇場:南座(京都府京都市東山区四条大橋東詰)
歌舞伎座「十二月大歌舞伎」第一部 『あらしのよるに』
上演日程:2024年12月3日(火)~26日(木)
劇場:歌舞伎座(東京都中央区銀座4-12-15)
きむら ゆういち
東京都生まれ。幼児番組のアイディアブレーンなどを経て絵本・童話作家に。『あらしのよるに』で講談社出版文化賞絵本賞、産経児童出版文化賞JR賞受賞。同作品の劇作で、斎田喬戯曲賞受賞。『オオカミのおうさま』で日本絵本賞受賞。その他の作品に『きずだらけのリンゴ』『にんげんごっこ』『風切る翼』「おおかみ・ゴンノスケ」シリーズ、「よーするに医学えほん」シリーズなどがある。 きむらゆういちオフィシャルホームページ http://www.kimura-yuuichi.com/
東京都生まれ。幼児番組のアイディアブレーンなどを経て絵本・童話作家に。『あらしのよるに』で講談社出版文化賞絵本賞、産経児童出版文化賞JR賞受賞。同作品の劇作で、斎田喬戯曲賞受賞。『オオカミのおうさま』で日本絵本賞受賞。その他の作品に『きずだらけのリンゴ』『にんげんごっこ』『風切る翼』「おおかみ・ゴンノスケ」シリーズ、「よーするに医学えほん」シリーズなどがある。 きむらゆういちオフィシャルホームページ http://www.kimura-yuuichi.com/