探偵物語で「読解力」が伸びる! 小学生が夢中になる人気シリーズはコレだ!

出版ジャーナリスト・飯田一史この本おススメ! 第11回 「ミステリー・名探偵の物語」 (4/5) 1ページ目に戻る

出版ジャーナリスト:飯田 一史

『人狼サバイバル』

その他、連載第5回でも紹介した、脱落や敗北による喪失の恐怖を描いたジャンルにデスゲーム・サバイバルものがあります。児童文庫作品でもいくつも人気作がありますね。

『人狼サバイバル』シリーズは、デスゲーム・サバイバルジャンルと推理をかけ合わせた人狼ものとして、最近では中学生にも読まれています。怖さも、事件が解決する安心感も、どちらも味わいたい人にはおすすめです。

『人狼サバイバル 絶体絶命! 伯爵の人狼ゲーム』作:甘雪こおり/絵:himesuz(講談社)

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『探偵チームKZ事件ノート』

児童文庫では恋愛ものも定番ジャンルです。中学生以上だと最近では基本的に男性から女性が溺愛されるタイプの作品が主流になっていて、三角関係など男性や女性が2人以上いて「誰とくっつくのかわからない」みたいなものはあまり人気がありません。

でも小学生向けでは、メインの女性キャラクターは主人公ひとりで、たくさんの男子がその子に好意を示すという、いわゆる逆ハーレムものがポピュラーです。

青い鳥文庫の『探偵チームKZ(カッズ)事件ノート』は、まさに逆ハー的な設定・展開とミステリーを組み合わせたトップランナーでもあります。中学受験塾に集まった天才男子たちと、主人公女子が事件に挑むものですが、各キャラクターには得意科目が設定されていて、それぞれの知識を使う場面が用意されています。

『探偵チームKZ事件ノート 消えた自転車は知っている』原作:藤本ひとみ、文:住滝良、絵:駒形(講談社)

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『怪盗クイーンはサーカスがお好き』『そして五人がいなくなる 名探偵夢水清志郎事件ノート』

ミステリーの二大潮流として、しばしばシャーロック・ホームズ型(探偵小説/探偵側)と怪盗ルパン型(冒険小説/怪盗側)があると語られます。ルパン型の冒険やアクションを重視した爽快感のあるミステリー、怪盗側を描く作品もずっと人気作があります。

例えば、2002年から約四半世紀続き、アニメーション映画も2作公開された『怪盗クイーン』シリーズがその典型です。

『怪盗クイーンはサーカスがお好き』作:はやみねかおる/絵:K2商会(講談社)

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他のはやみね作品では、『夢水清志郎』シリーズはホームズ型ですね。

『そして五人がいなくなる 名探偵夢水清志郎事件ノート』作:はやみねかおる/絵:村田四郎(講談社)

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中学生ふたりが世界的な犯罪組織や盗賊と戦う『怪盗レッド』シリーズ

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