![【働くママの労働問題】「休憩時間はいらないから1時間早く退社したい!」これってできる?[社労士が回答]](https://d34gglw95p9zsk.cloudfront.net/articles/images/000/033/863/large/ce2347fc-d40d-4f17-a9be-b10df83ca08f.jpg?1754022044)

1話5分で読めて、楽しく47都道府県が学べる新感覚のミステリー短編集『日本一周ナゾトキ珍道中』(粟生こずえ・著)が好評発売中! この記事では書籍のなかから、物語がスタートする最初のお話を全文無料公開します。名探偵と助手のコンビは、なぜ日本一周の旅に出ることになったのでしょうか?


キリさん
「まあ、みごとに焼けたもんだなぁ。」
ブルーのパジャマ姿の男はメガネに手をやって、焼け跡をながめ回した。それから足元に転がっている「桐久廉太郎探偵事務所」と書かれたプレートを拾い上げる。
彼はほんの数日前までここに存在した探偵事務所の主人、「キリさん」こと桐久廉太郎(きりひさ・れんたろう)である。
マッキー
「あーあ、ホントに信じられないよ……。」
そのとなりでぼうぜんと肩を落としているのは助手の「マッキー」こと牧野貞助(まきの・ていすけ)。こっちはススでよごれたTシャツに短パンというかっこうだ。