『NO.6』新刊に寄せられた書店員のレビューが胸アツ! 「この物語に出会えた私は幸せ」涙が止まらない続編の「破壊力」

『NO.6[ナンバーシックス]再会#1』を読んだ書店員レビューを公開

児童図書編集チーム

「あさの先生のあとがきを読んで涙が止まらなくなりました」

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あの日から2年が経っている話は、なぜか昔話を聞いているようで懐かしく思えるのに、こんな光景になっているなんてと14年前の世界では思わなかった変貌に驚きました。懐かしいのに驚いてしまう、変な矛盾を抱えながら読み進めました。

イヌカシが変わらずいてくれてよかった。いやでも人間味が増したかな、2年ってすごい変化していてよかったです。

ツキヨ……ツキヨは私たち読者が知らない2年間ずっと紫苑といてくれたんだ、ありがとう。とても泣きました。火藍と恋香のやりとりをまた読めてよかった。力河も変わらなそうだなと存在を感じられて安心しました。

一番好きだったのは最後です。

ネズミと紫苑のやりとりが、14年前と全く変わらず色褪せずそこにあって泣きました。ああ、これは本当に続編で、また2人に会えたんだ、また2人の物語が始まったんだ、そう実感しました。

紫苑への本心を伝えるネズミも、紫苑の真っ直ぐさも、胸にぐっとくるものがあります。

過去も織り混ざっているので、これから読んでみたいなと思う人もいるだろうし、昔読んだ記憶が思い出されて昔から好きだった人も楽しめる一冊でした。14年待ってたんだなと泣きすぎて苦しいです。

そして、本編の感想ではないのですが、あさの先生のあとがきを読んで涙が止まらなくなりました。

先生、彼らの戦いを引き受けてくれてありがとうございます。彼らの声を聞いてくれてありがとうございます。どうか最後まで見届けさせてください。(くまざわ書店西新井店 中沢雅さん)

「今まで『NO.6』を読まなかったことを後悔した」

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