『NO.6』新刊に寄せられた書店員のレビューが胸アツ! 「この物語に出会えた私は幸せ」涙が止まらない続編の「破壊力」

『NO.6[ナンバーシックス]再会#1』を読んだ書店員レビューを公開

児童図書編集チーム

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シリーズ10巻の累計発行部数を150万部突破した小説『NO.6』は、運命的に出会ったエリートの紫苑(しおん)と、テロリストのネズミが、偽りの理想都市「NO.6」を崩壊させようと計画する物語。

『バッテリー』などで知られる人気作家あさのあつこさんによる、ベストセラー小説です。

沈黙から14年。多くの読者を熱狂させたあの近未来SF小説が、2025年5月、ついに再始動します!

タイトルは『NO.6[ナンバーシックス]再会#1』。5月28日に発売です。

じつは書店で働く書店員のなかにも、『NO.6』の新作を心待ちにする方がたくさんいます。

この記事では、『NO.6[ナンバーシックス]再会#1』を先読みした書店員の方々の、感想を公開!

本好きを唸らせる『NO.6』の魅力とは? また新シリーズの見どころにも注目です!

写真/安田光優(講談社写真映像部)

「こんな物語に出会えたことは私の人生においても幸福です」

まさか『NO.6』の物語にふれる日が来るなんてため息が出るほどの幸せを感じます。心から感謝します。ありがとうございます。

NO.6の崩壊から、今を生きる紫苑たちのそれぞれを想いとこれからを考える姿が個人として心に沁みるものばかりです。

火藍が息子を想う気持ちも、イヌカシがシオンの将来を案じる気持ちも、そして何より紫苑がネズミを望んでいる気持ちが痛いくらいに伝わってきました。

「再会を必ず」この言葉が大好きで、紫苑とネズミを繫ぐ言葉のひとつでもあったものがこの『NO.6[ナンバーシックス]再会 #1』で果たされるなんて感無量です。

2人の会話と動きに集中して読んでいました。でも紫苑の気持ちはきっともっと大きくて重たくて私が汲みとれていない以上のものがあったのだろうと思っています。

こんなに心を摑まれる物語に出会えたことは私の人生においても幸福です。

この先紫苑とネズミが、紫苑とネズミを大切に想う人たちが生きていく世界を、最後まで見続けていきます。(TSUTAYA BOOK STORE A PIT京都四条店 福留悠乃さん)

あさの先生、『NO.6』続編、本当に本当に待ってました!!

私が小学生の頃に出会ったネズミと紫苑のふたりに、社会人になった今、再会できたことが何より嬉しかったです。泣きました。

小学校の図書館で、ネズミと紫苑はじめ、さまざまな人々に「未知の世界」を、そして、「世界の現実」を教えてもらったちいさな読者は、今、書店から声援を送っています。

プルーフを拝読して、紫苑の決断に、熱い涙が止まりませんでした。

それは、「あぁ、私は『NO.6』という作品が本当に好きだ」という、心の底から湧き上がる涙でもありました。

これからネズミ・紫苑のふたりが、どのように生きていくのか。どのような決断をするのか。

ふたりを追いかけながら、わたしも、日々の営みを、この世界との繫がりを、まだまだ諦めてはならぬ、そして、現実から逃げてはならぬと、改めて「走り続けろ!」と、肝に銘じました。ひたすらにまっとうに、日々を生きます。

あさの先生、もう一度、いや何度でも、言います。再び『NO.6』に挑むという決断をしてくださって、本当に本当に、ありがとうございます。(興文堂平田店 友渕若穂さん)

「あさの先生の〇〇を読んで涙が止まらなくなりました」

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