石川宏千花/著 脇田茜/画
『化け之島初恋さがし三つ巴』は、こんなお話!
【これまでのおはなし】
父の海外赴任に伴い、淡島三津は神さまと妖怪と人間が共存する場家之島で暮らすことになった。
六年前に訪れていたはずだが、何一つ記憶にない。しかもその時、三津は成就しなかった無自覚な初恋をしており、魂の一部が宙に浮いてしまっているという。神と黙約を結んだ江場家の娘として、初恋相手が人間以外だと大問題が生じる。母もそのことが原因で、出奔してしまったのだった。
三津の初恋相手候補は五人。
一番近くにいる世話役の多岐寿文、魅力溢れる大天狗の遠雷、物腰柔らかないとこの江場哉重、クラスメイトになる予定の慰砂憧吾、人間の子として生まれた神さまの有楽宇沙巳。様々な手を尽くすも、そこから先はわからないまま。
島での存在を完全に消すか、魂の一部を切り離して、初恋をなかったものにするかの選択肢のうち、三津は後者を選ぶ。多少ゆらぎのある人生でも、島で生きていきたいと思ったのだった。しかし、海燕高校の女子4人に招かれた歓迎会には誰も来ず、家の前にはハクビシンの死骸が置かれていて……!?
『化け之島初恋さがし三つ巴 2』5月17日発売!
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(全5回)
石川 宏千花
『ユリエルとグレン』で、第48回講談社児童文学新人賞佳作、日本児童文学者協会新人賞受賞。主な作品に『お面屋たまよし1~5』『死神うどんカフェ1号店』『メイド イン 十四歳』(以上、講談社)、『墓守りのレオ』(小学館)などがある。『少年Nの長い長い旅』(YA! ENTERTAINMENT)と『少年Nのいない世界』(講談社タイガ)を同時刊行して話題となった。『拝啓パンクスノットデッドさま』(くもん出版)で、日本児童文学者協会賞を受賞。
『ユリエルとグレン』で、第48回講談社児童文学新人賞佳作、日本児童文学者協会新人賞受賞。主な作品に『お面屋たまよし1~5』『死神うどんカフェ1号店』『メイド イン 十四歳』(以上、講談社)、『墓守りのレオ』(小学館)などがある。『少年Nの長い長い旅』(YA! ENTERTAINMENT)と『少年Nのいない世界』(講談社タイガ)を同時刊行して話題となった。『拝啓パンクスノットデッドさま』(くもん出版)で、日本児童文学者協会賞を受賞。