「NO.6」ミュージカルキャストが明かす「あのシーン」の真相! 語られた「熱い」舞台裏とは

キャストが揃った貴重な〔Blu-ray発売記念トークショー〕を特別レポート!

児童図書編集チーム

ミュージカル「NO.6」Blu-rayリリースイベントの様子。
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累計発行部数230万部を突破した、あのディストピア小説『NO.6』。2025年には続編シリーズが始動し、再びムーブメントを巻き起こしています。

アニメ、漫画と、次々にメディア展開した『NO.6』は、2024年11月にミュージカルに! 2025年6月6日にはミュージカル「NO.6」のBlu-rayが発売になりました。

Blu-rayの発売を祝し、2025年7月6日、アニメイトシアター(アニメイト池袋本店 北館B2F)でトークショーを開催。紫苑役の今牧輝琉(いままきひかる)さん、ネズミ役の古田一紀(ふるたかずき)さん、楊眠・サソリ役の泰江和明(やすえかずあき)さん、白衣の男・老役の藤原祐規(ふじわらゆうき)さん、力河役の吉野圭吾(よしのけいご)さんが登壇しました。

この記事では、トークショーの様子をスペシャルレポート。演技中のこぼれ話や、こだわりのシーンなどについて、登壇者のお話をまとめました!

古田「ネズミの人生経験から演技に格闘技をとり入れました」

登壇したミュージカル「NO.6」の出演者たち。

登壇メンバーの自己紹介が終わったあと、まずはBlu-rayが発売となったミュージカル「NO.6」のダイジェスト映像を見て、それぞれが気になるシーンで動画をとめることに。

ネズミ役の古田さんは、登場シーンを息を切らしながら演じてほしいと指導され、「本当に20分ぐらい走ってから舞台にあがった」と告白。紫苑役の今牧さんは「ケガの治療が下手だと浅井さん(脚本・演出・音楽を手掛けた浅井さやかさん)にダメ出しされた。絆創膏を貼るのが難しかった」と話しました。

またネズミが紫苑を押さえつけるシーンでは、古田さん今牧さんにニーオンザベリーという格闘技の技をかけていると発言。「ネズミの人生経験なら、この技を知っていると思った。こだわったポイントです」と古田さんが明かしました。

モニターを指差し、演技中に披露した技について説明する古田一紀さん。

ダイジェスト映像を観終わったあとは、質問にこたえるコーナーがはじまりました。1つ目の質問は「劇中の曲が好きでよく口ずさんでいます。みなさんの好きな歌詞を教えてほしいです」。

ネズミ役を演じた古田さんは「同じ曲を歌っていても、紫苑とネズミで少し歌詞の違うところがあって紫苑が『世界を理解したい』と歌うのに対して、ネズミは『世界を理解するんだ』と歌ったり。少しの言葉の違いに、人間性が出るところが好きです」と話しました。

力河役を演じた吉野さんは「最後に『NO.6。そう呼ばれた都市が、この地に存在した』とアカペラで話すシーンがあったじゃない。あれが好きでした」と話し、ほかの登壇者も納得。一方、白衣の男・老役の藤原さんは「沙布(さふ)がお別れのときに歌う曲」というと、吉野さんに「思い出したいから歌って」と促され、しどろもどろに。二人の面白いやりとりに、会場が沸きました。

楊眠・サソリ役の泰江さんは「最後の方にアンサンブル演じる市民から歌いだすところ。何度も歌っているうちに、感情が込みあげてきて、みんなで泣きながら練習した日がありました。その思い出も含めて、大好きな曲です」と話しました。紫苑役を演じた今牧さんは「イヌカシとの犬洗いの曲、めっちゃ好き」と告白。「『ここに住む人はみんな同じ人間。僕も君も』って真っ直ぐな歌詞が、紫苑の人間性を表現している。僕自身、驚かされた」と語りました。

ネズミ役の古田一紀さん(左)と、力河役の吉野圭吾さん(右)。

紫苑とネズミがオフマイクで話していたことを暴露!

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