子どもの年齢別「自然な笑顔」をカメラの前で引き出すテクニック

いつもの写真が見違える! 子どもの一瞬を逃さない写真の撮り方#2

撮影:Raria
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「うちの子、カメラを向けると変顔ばかり!」
「いつもの自然な笑顔を写真におさめたい」

そう考えているママやパパは多いのではないでしょうか。カメラを意識できる年齢になると、つい作り笑顔になってしまう子、ピースなどの決まったポーズばかりしてしまう子もいます。赤ちゃんならどうあやせば「いいお顔」になってくれるのかも、気になるところですよね。

今回は「カメラの前でも、子どもの自然な笑顔を引き出すコツ」を、ママフォトグラファーアカデミー代表理事の吉野陽子さんに伺いました。

「日常いつでも使えるノウハウ」ではありますが、記念撮影などの「撮影日を決めてしっかり撮影したい」ときにも効果を発揮します。ぜひチェックしてみてくださいね。(全4回の2回目)

自然な笑顔は日ごろの「好き」から

大好きなすべり台でこのご機嫌な表情。
撮影:Raria

「子どもが自然な笑顔やいい表情をするのは、大好きなことをしているとき。撮影にも、その子の『大好き』に触れさせるアプローチがベストなんです。

また、赤ちゃんなら、ママやパパが手を握って優しく声をかけてくれるだけでもうれしいお顔をします。大好きと思うものに触れあっているとき、子どもはいいお顔をしてくれるんです」(吉野さん)

カメラを向けたタイミングで、子どもが普段通りのいい表情をキープできているかというと、なかなか難しいものがあります。

カメラを意識する3~5歳なら、笑顔を無理に作って硬い表情になる子もいることでしょう。

赤ちゃんの場合は、撮ろうとした瞬間にママとパパのお顔がスマホに隠れて見えなくなってしまうので、笑うのをやめてしまう子もいます。

そこに大好きなおもちゃがあれば、意識はおもちゃに移ります。お気に入りの本があれば、その本を持たせたり、場合によっては読んであげたりして、子どもの気分を盛り上げる。

すると自然といい表情をしてくれるようになります。

「他にも『これを言うと、この子は好きでよく笑う』など、子どもが楽しくなる言葉かけ(アニメのセリフなど)があれば、それを言って、気持ちをのせてあげるのもいいですね。

ママやパパが一緒に遊んで、楽しんであげることも素敵なことです。子どももリラックスして表情がやわらかくなっていきますよ」」(吉野さん)

ちょっとしたテクニックで子どもの表情は大きく変わってきます。これを撮影のときに使わないのはもったいない。ママやパパは「この子の『大好き』は何かな?」と日頃から気にかけたり、一緒に楽しんだりしておけるといいですね。

「子どもの撮影は、その子の大好きなものも一緒に持参!」と覚えておきましょう。

【記念撮影】パパママが撮影前日にしておきたいこと

七五三など、成長の記録をおさめる記念撮影の前日は、家族で規則正しい生活をしましょう。睡眠不足などは当日の子どもの機嫌にも関わってきます。

「まず、撮影日までに生活リズムを整えておきます。そして普段通りによく眠ることが大事です。あとは、ご飯をしっかり食べて、風邪をひかないように体調管理をしておきましょう」(吉野さん)

また、撮影日までに「お肌の保湿ケア」をしておくこともおすすめです。子どものお肌はとてもデリケート。元々つるつる肌なら問題ないのですが、乾燥肌の子は保湿クリームなどをつけてあげるといいでしょう。

さらに撮影直前のご機嫌の対策としては、子どもの「お腹を適度に満たしてあげる」のも効果的です。食べやすいグミや小さなビスケットなどがいいでしょう。食べたあとは、お口やお口の周りのケアも忘れずにしてあげるといいですね。

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