発達障害の診断後に二次障害を防ぐには
「まず、発達障害の特性は『一つ』と思い込まないことです。発達障害は個別性が高く、特性の重さ軽さだけでなく、重なりの有無やその度合いも違います。どんなケースでも、『その子に合った対応の選択肢』はある。それを医師や学校と一緒に見つけよう、と考えてください」(古荘先生)
2つ目は、発達障害の子どもは「その子の時間軸」で見守ること。
対応が功を奏したら、以前よりは確実に困りごとが減り、子どもはよい状態に進歩します。ですが、その子の生まれ持った特性がなくなるわけではありません。発達のペースはその子なりのものであることは、忘れてはいけないポイント。
急に「周りと同じように」を目指すのは、親子ともに、つらい状況を招くリスクがあります。
「投薬や療養によって、過去のその子よりは困りごとが減り、よくなっていきます。その進歩を大切に見守ることが、本人の自信につながる。他の子と比べるのではなく、その子の過去と今を見てあげるのが大切です」(古荘先生)
3つ目は、対応の効果が出て困りごとが減ってきたときに、「もっとやろう」とハードルを高くしないこと。
「親や先生は困りごとが減ると、これまでの遅れを取り戻すチャンス! と考えがちです。ですがそれは子どもにとっては、いくらがんばっても次々ハードルがやってきてしまう状態です。子どもはすでに、それまでの困りごとで疲れています。長い目で見て、余力を残せるようにと考えてください」(古荘先生)
二次障害が起こってしまったら、まずやるべきこと
発達障害から二次障害が起こってしまったら、子どもの行動や発言に、サインが出てきます。夜に眠れない、不安だ、療育に行きたくない、学校に行きたくない……など、親としては心配が募る状態です。
それでも対処方法はあると、古荘先生は説明します。



































