子育ての新境地! 「AI時代」を生きる子どもに親が本当にするべきこと

『AI時代の子育て戦略』(著・成毛眞)を3児の母ライターが読み解いた

筒井 裕子

AI化が迫る今、子育て法もアップデートが必要

今後更にAI化が進んでいけば、今ある職業の多くは20年後に存在しなくなると言われています。
正直主婦としてはリアリティに欠ける話ですが、間違いなく来るのだろうということは本書を読んで理解しました。
ならば、従来の子育てを今すぐアップデートしなくては!

同じような子育て法では通用しない時代がもう来ているようです。
一見型破りな本ですけど、これからの大学の選び方やSTEM教育の取り入れ方など、いわゆる子育てのアップデート法を具体的に分かりやすく記述してくれていて、かなり勉強になりました。

AIにとって代わられる仕事のお話を読み、ステータスが高いとされる職業も今後様変わりしていくのだろうと感じます。だとすると従来のままでは通用するはずがない、時代の変化に合わせて子育ても変化していくべきだと強く思いましたね。

「ハマるもの探し」の旅のお手伝い それこそ今、親が子にできること

繰り返しになりますけど、この本の子育て論はおそらく賛否両論あるだろうし、信じるかどうかはあなた次第ってところ、あります。
でも個人的にはとても、いやひどく共感する内容でした。すべて鵜呑みにはしないにせよ、自分の子育て論がこの本によって定まったと言っても過言ではないほど。

本文中の“人は自分らしくしか生きられない”という言葉が印象深いです。
全ての教科を平均以上できることを求められ、どこか無理をしながら自分らしさを考える暇もなく育ってきた親世代。
結果、私の場合、平和で無難な人生を今のところ歩んでおり、これはこれで充分幸せですけど、ふと、自分って本当は何が好きで何が得意なんだろうって考えると答えに詰まるんですよね。
きっと早い時期からハマれるものを探せた人は強いなって。なんてったって、これからは個性で生きていく時代。でも順調に自分のやりたいことを見つけていける子は実際稀だと思うんですよ。

だからこそ、貴重な子育て期に、子どもにひとつでも多くの経験をさせてあげて刺激を与えてあげることが、親の使命だと強く感じます。
そして、子どもが興味を持ったジャンルに偏見を持つことなく、対応できる親でありたいものです。
子どもはまず熱中することを覚えるのが肝心、熱中できるのはそれだけで大した才能だと、成毛さんも言っています。

読み終えてみて、ハナマルな子どもを育てなければいけないという、つまらないしがらみからやっと解放されたような、不思議な高揚感があります。周囲と子育ての足並みを揃えなくたって大丈夫。得意不得意があったって、個性がはみ出していたっていいじゃないか、それがその子の武器になるかもしれないのだから。

目の前にいる「わが子だけのトリセツ」を信じて、オリジナルの個性を磨いていこう!
こう言いきれる強さが欲しい方、ぜひご一読ください。新時代の子育ては、なかなか楽しそうですよ。

「AI時代の子育て戦略」  (著:成毛 眞)
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つつい ゆうこ

筒井 裕子

ライター

ViVi、FRaUなどの女性誌出身ライター。小二、年中、2歳の3児の子育てに奮闘中。