「テレビゲームをやりなさい!」 親が子にいう時代がくる!?
今のゲームはよくできていて、攻略するために自らあれこれ工夫をする必要があります。
これはとてもクリエイティブな作業で、むしろ現代の子どもにはゲームをやらせるべき、と言い切っています(課金すれば解決できてしまうようなものや、脳トレをうたっているゲームはこの限りではない)。
これには寝ても覚めてもゲーム大好きな7歳の息子を持つ私は勇気づけられましたね(笑)。
成毛さんのオススメは『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』。
章の一節をこのゲームの説明に割いているほどゴリ推し。そこまで言うなら今後試してみましょう!
ひとまずゲームに対して前向きに考えられるようになり、わが家に『MINECRAFT(マインクラフト)』、通称“マイクラ”ブームが到来しました。巷ではプログラミング的思考が養われると言われていますね。
その効果はさておき、ああじゃないこうじゃない、と話し合いながら親子でゲームを攻略していくのって悪くないなと思ったんですよね。
“マイクラ”はもはや、親子のコミュニケーションツールだなあと。
そして自分の大好きなことに親が本気で向き合ってくれている時の子どもって、すごくいい顔をしているんですよね。自分のことを認めてくれた、みたいな。
親よりも子どものほうが攻略法を編み出すのが早い場面もあったりして、純粋にすごい! って思いますよ。
大好きなゲームのことだから、とにかく子供の集中力がすごい。少なくとも、漢字を覚えるために同じ字を何度も書かされるような作業より、頭の中はフル回転だろうということは確かです。
成毛さんは、やりたいだけとことんやらせなさい!派ですが、それは個々の家庭でルールを決めるなり話し合って、上手な付き合い方をしていくのが現実的かと思います。
生活リズムは崩さぬよう、わが家でも時間だけは決めて、ルールを守れるなら毎日でもやっていいと言っています。
そのおかげか、約束の時間が来ると自らあっさりやめるのには感心します。
「またゲームばっかりして!」と、日々否定的な言葉を投げかけるより、よっぽど健全な気がしますね。
親がゲームに対して理解を示しているだけで、なんだかとっても良好な毎日です。
嫌ならやめればいい “根性”を育てても意味がない
また印象深いのは、ならいごとはなんでも体験させてみて、合わなければ即やめさせればいい、という意見。
よく、ならいごとって始めるのは簡単だけど、やめ時が難しいってことないですか? わが家も3年間通った息子のサッカーをやめる時は結構悩みました。
親って一度始めたことはある程度のレベルになるまでやり抜くべきとか、自分でやると決めたなら目標を決めて頑張りなさい、って言いがちですよね。
そこには粘り強い性格になってほしい、努力できる子になってほしい、そんな親の願いが色々いろいろとあるのですけど、続けること自体をどこか美化している節があるとも思います。
成毛さんはやりたくないことを無理矢理続けさせるのは無意味である以上に有害だと言っているんですね。
私たちの幼少期には聞きがちだった“根性”という言葉。こんな力はこれからの効率的なAI時代には全く活かされない要素だということです。やりたくないことはさっさとやめて他にのめり込めることを見つけるべき。
まさに「ハマるもの探し」の旅、ってことですよね。