管理栄養士・松丸奨先生の連載34回目　「ほっとしたい人」へ向けたレシピ

「疲れたときに和食を食べるとほっとしますよね。もう１品の主食は、えのきたけをたっぷりのおろしあんを、栄養価の高いさばにかけました。

えのきたけはビタミンＤのもとになるエルゴステロールが豊富に含まれ、細胞膜の構造と機能の維持に役に立ちます。また、脂質の代謝を促進するビタミンＢ２も多く、また肌荒れや湿疹にも効果的なナイアシンも豊富。疲れているときは肌が荒れやすいですよね。えのきたけを食べて、肌も回復させましょう」（松丸先生）

【作り方】

①しめじ1/2パックは石づきを落として半分に切り、えのきたけ1/2パックは幅1/3ずつに切る。塩さば切り身２切れは魚焼きグリルで焼いておく。

②フライパンに①のしめじとえのきたけを入れてから強火で加熱する。きのこに火が通ったら、フライパンの上から大根５cmをすりおろす。

③②にＡ（麺つゆ〔２倍濃縮タイプ〕大さじ３、酒・みりん各大さじ２、砂糖小さじ１、水100ml）を入れて、強火で加熱する。ひと煮立ちしたら、片栗粉小さじ１を水50ml（分量外）で溶いたものを入れ、とろみをつける。①の焼いたさばを皿に盛り、きのこおろしあんをかけて完成。お好みで青じそを添える。

松丸先生のポイント！
えのきたけとしめじは加熱をすることで旨みがでます。大根おろしの栄養成分は熱に弱いですが、加熱することで甘くなります。加熱せず、生の大根おろしをトッピングするのもおすすめ！　さばがさっぱり食べられますよ。

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次回35回目は、お酒をよく飲む人へ向けた枝豆としじみのレシピをレシピを紹介します。お楽しみに！

撮影／松丸 奨

松丸先生のレシピ連載は毎週月曜日と金曜日の朝更新。