100均素材でプロジェクターごっこ! 光の通り道を親子で大追跡
【おうちで実験教室】理系脳が育つ科学の見方・あそび方を専門家が徹底解説 100均素材で幼児にもわかる
2021.05.28
子どもは実験が大好きです。
小さいうちから、実際にさわって、動かして、自分の目で見る。こうした実体験の積み重ねが、理科教育の基礎となります。子どもたちの「知りたい」「やってみたい」を刺激するのは、高価な科学おもちゃや実験教室だけではありません。廃材や100均ショップで買える材料で、幼児でもかんたんにできる実験をご紹介しましょう。
実験を提供してくれたのは、理科教諭の齋藤実先生。実験あそびを通して、幼児にもわかる「科学の見方」の解説もしていただきました。
※必ず大人がいっしょに実験しましょう。ハサミやカッターなどでのケガ、小さい部品の誤飲事故にも注意が必要です。
今回のテーマ「レンズ」
虫メガネでおなじみの凸レンズ。スマホと虫眼鏡があればできる「プロジェクターごっこ」で、思い出の写真や動画を見てみましょう。カメラや映写機、ヒトの眼も同じ仕組みで、「光」が集まって映像に見えていることがわかります。
お気に入りの写真をレンズのはたらきで天井や壁に映してみよう!
【必要なもの】
スマートフォン
虫メガネ
【あそび方】
(1)スマートフォンの設定をする
●画面表示の明るさを最大にします。
iPhoneの場合/設定→画面表示の明るさ→明るさを最大に
Androidの場合/設定→ディスプレイ→明るさを最大に
●画面が自動回転しないように画面を固定します。
iPhoneの場合/設定→アクセシビリティ→タッチ→Assistive Touch(オン)
Androidの場合/設定→ディスプレイ→画面の自動回転(オフ)
※お手持ちの機種によって設定方法は異なります。
(2)部屋を暗くする
スマートフォン以外の光がなるべく入らないようにしましょう。夜なら、遮光カーテンを引いて電気を消すだけで大丈夫。
(3)スマートフォンの上に虫メガネをかざす
スマートフォンの画面を上向きにおき、虫メガネを平行にかざします。天井にスマートフォンの画面がくっきりと映るように、虫メガネの高さを決めます。
(4)かべに映すときは……
かべと平行にスマートフォンを立てかけて(スタンドがあると便利)、間に虫メガネを平行にかざします。画像は反転するので、スマートフォンの画面は天地を逆におきます。
【結果発表!】
・天井やかべに映った像は、スマートフォンの画面より大きくなりました。・レンズを通すと画像はさかさまに映りました。
・かべとレンズとスマートフォンの距離で、映った像がボヤケたりはっきりしたりしました。
(くわしい解説は次のページで)