元気がないうちの子どうしたらいい?「数えるだけ呼吸法」で解決

齋藤孝先生の子ども相談室

真面目な娘。新型コロナウイルス感染症対策や、長引く自粛生活でナーバスに。 表情が暗くなりがちで心配です

長引く自粛生活は、子どもにとってもストレスです。写真:アフロ

「マスク、手洗い、うがい、消毒。人一倍真面目にやっている娘。その分、自粛生活で、ストレスをためているようです」(小1女児・東京都・30代前半)

「その場ジャンプ」で心をゆるめ、
「数えるだけ呼吸法」で、不安を全部吐き出しましょう


これまで頑張ってきた分、心が疲れてしまっているのかもしれませんね。心が縮こまっているときは、身体も固く縮こまっています。
 
そんなときは、まず先に身体をほぐします。すると、心もゆるむんです。心と身体はつながっているんですね。

方法は簡単です。足を肩幅に広げて立ち、つま先は床につけたまま、ひざを軽く曲げ伸ばしして「その場ジャンプ」。これなら、部屋の中でもできますね。
 
もうひとつは、「数えるだけ呼吸法」。お釈迦様がやっていた呼吸法です。口をすぼめて息を吐きながら「ひとーつ」と数えます。次に鼻から軽く吸って「ふたーつ」と数えます。この調子で十まで数えます。
とくに「吐き切る」ことを大切にしてください。いやなことを全部、体の外に出してしまうイメージです。

不安な気持ちのときは、呼吸が浅くなっています。呼吸が深くなると気持ちが落ち着いて、「生きる力」がわいてくるんです。勉強で疲れたときなどにも、おすすめですよ。

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友だち関係や勉強など、学校のこと。将来のこと。うまくいかないとき、不安になってしまったとき、どうしたらいい? そんなときに必要なのが、「生きる力」です。じつは、新しくなった学習指導要領のテーマは、「生きる力 学びの、その先へ」です。つまり、国の方針としても、学校生活を通して、子どもたちに「生きる力」を身につけてほしいと考えている、ということです。そこで、今、必要とされる「生きる力」が身につく<齋藤メソッド>をくわしくご紹介します。きっと不安な気持ちから抜け出し、ピンチを乗り越えることができるでしょう。

齋藤孝(さいとう・たかし)
1960年静岡県生まれ。明治大学文学部教授。東京大学法学部卒。専門は、教育学、身体論、コミュニケーション技法。『身体感覚を取り戻す』(NHK出版)で新潮学芸賞受賞。『声に出して読みたい日本語』(草思社)で毎日出版文化賞特別賞を受賞。NHKEテレ「にほんごであそぼ」総合指導。著書に、『地アタマを鍛える知的勉強法』『すごい「会話力」』、「齋藤孝のイッキによめる!」シリーズ(以上、講談社)ほか。著書発行部数は合計1000万部を超える。