頻出単語100語で原書がスラスラ読める!? 英語学習「サイトワーズ」の正しい勉強法

米国の小学校でもやっている英語学習法を実践 世界で活躍できる英語力の育て方 #5

バイリンガルスクールTLC for Kids代表:船津 徹

フルエンシーからリーディング(洋書の多読)にオススメの本と対象年齢

フルエンシー&リーディング(洋書の多読) 子どものレベルに合った本を与える

子どもが自力で英語の本をスラスラ読むには、適切な順序でレベルに合った本を与えていくことが大切です。

年齢別に子どもに与えたい本の種類と段階を示した表です。目安としてお使いください。

本のレベルが子どもに合っているかわからないという場合は、最初の数ページを子どもに読ませてみましょう。

1ページに読めない単語が3~4個以上ある場合は難しすぎるので、もう少し簡単な本で成功体験を積ませてあげてください。

ステップ3のフルエンシーからリーディング(洋書の多読)は、子どものレベルに合わせて本を選び、成功体験を積ませてあげましょう。 写真:アフロ

幼いうちから英語に親しんで、英語をイメージ化する力をつけるのがオススメ

「日本人が日本語をなぜ瞬時に理解できるのかというと、言葉をまとまりで認識できて、イメージ化ができるからです。

つまりこの言語習得の本質を英語に当てはめると、英語を日本語に訳して覚えるのではなく、英語をそのまま認識して理解できることが英語力につながります。

日本語にはひらがな、カタカナ、漢字がありますが、英語はアルファベットだけで表されている言語です。

そのまま取り込める力があれば、英語のサイトだろうが、雑誌や本であろうが、子どもでも大人向けに書かれたものが読めるようになります」(船津先生)

中学生になると日本語思考が高まるため、英語を日本語に訳して取り込む必要が出てきますが、それ以前の段階で、言語吸収能力が高い小学生までなら英語をそのまま理解して、その思考回路を育てていくことが可能です。

これから我が子に本当の英語力を与えてあげたいと考えるなら、シリーズで紹介した英語を英語で教え、理解するという、ネイティブの言語習得を参考にしてみるのもひとつの方法でしょう。

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船津 徹(ふなつ とおる)
バイリンガルスクールTLC for Kids代表
明治大学経営学部卒業後、金融会社勤務を経て幼児教育の権威である故・七田眞氏に師事する。その後独立して、米ハワイ州に移住。2001年ホノルルにTLC for Kidsを設立し、英語力、コミュニケーション力、論理力など、世界で活躍できるグローバル人材を育てるための独自の教育プログラムをもって指導にあたる。2020年までに5000名以上の子どもの教育に携わり、卒業生の多くが世界の難関大学に進学し、各国で活躍している。

【主な共著や監修書】
「世界標準の子育て」(ダイヤモンド社)
「世界で活躍する子の〈英語力〉の育て方」(大和書房)
「失敗に負けない『強い心』が身につく 世界標準の自己肯定感の育て方」(KADOKAWA) など

「世界で活躍する子の〈英語力〉の育て方」(大和書房)にはさらに詳しく、英語学習のプロセスや方法、先生の教えを受けた子どもたちのエピソードなどが紹介されています。ノウハウとじっくりと参考にされたい方はこちらもチェック!

取材・文/梶原知恵

『世界で活躍できる英語力の育て方』の連載は、全5回。
第1回を読む。
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第3回を読む。
第4回を読む。
※公開日までリンク無効

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ふなつ とおる

船津 徹

バイリンガルスクールTLC for Kids代表

明治大学経営学部卒業後、金融会社勤務を経て幼児教育の権威である故・七田眞氏に師事する。その後独立して、米ハワイ州に移住。2001年ホノルルにTLC for Kidsを設立し、英語力、コミュニケーション力、論理力など、世界で活躍できるグローバル人材を育てるための独自の教育プログラムを持って指導にあたる。2020年までに5000名以上の子どもの教育に携わり、卒業生の多くが世界の難関大学に進学し、各国で活躍している。 https://torufun.amebaownd.com/ 【主な共著や監修書】 「世界標準の子育て」(ダイヤモンド社) 「世界で活躍する子の〈英語力〉の育て方」(大和書房) 「失敗に負けない『強い心』が身につく 世界標準の自己肯定感の育て方」(KADOKAWA) など

明治大学経営学部卒業後、金融会社勤務を経て幼児教育の権威である故・七田眞氏に師事する。その後独立して、米ハワイ州に移住。2001年ホノルルにTLC for Kidsを設立し、英語力、コミュニケーション力、論理力など、世界で活躍できるグローバル人材を育てるための独自の教育プログラムを持って指導にあたる。2020年までに5000名以上の子どもの教育に携わり、卒業生の多くが世界の難関大学に進学し、各国で活躍している。 https://torufun.amebaownd.com/ 【主な共著や監修書】 「世界標準の子育て」(ダイヤモンド社) 「世界で活躍する子の〈英語力〉の育て方」(大和書房) 「失敗に負けない『強い心』が身につく 世界標準の自己肯定感の育て方」(KADOKAWA) など

かじわら ちえ

梶原 知恵

KAJIWARA CHIE
企画・編集・ライター

大学で児童文学を学ぶ。出版・広告・WEB制作の総合編集プロダクション、金融経済メディア、外資系IT企業のパートナー会社勤務を経て現在に。そのなかで書籍、雑誌、企業誌、フリーペーパー、Webコンテンツといった、さまざまな媒体を経験する。 現在は育児・教育からエンタメ、医療、料理、冠婚葬祭、金融、ITシステム情報まで、各媒体の企画・編集・執筆をワンストップで手がけている。趣味は観劇。特技は長唄。着付け師でもある。

大学で児童文学を学ぶ。出版・広告・WEB制作の総合編集プロダクション、金融経済メディア、外資系IT企業のパートナー会社勤務を経て現在に。そのなかで書籍、雑誌、企業誌、フリーペーパー、Webコンテンツといった、さまざまな媒体を経験する。 現在は育児・教育からエンタメ、医療、料理、冠婚葬祭、金融、ITシステム情報まで、各媒体の企画・編集・執筆をワンストップで手がけている。趣味は観劇。特技は長唄。着付け師でもある。