子どもの英語 「頻出単語100語」で原書がスラスラ!? 米国の小学生も学ぶ英語学習の中核「サイトワーズ」

米国の小学校でもやっている英語学習法を実践 世界で活躍できる英語力の育て方 #5

バイリンガルスクールTLC for Kids代表:船津 徹

これが丸ごと暗記したい頻出単語!

サイトワーズ 頻出単語をよく出る順番で教える

サイトワーズはよく使われる単語を、よく出る順番で覚えていくのがその学習内容です。

日本の学校教育では動詞は現在形から、代名詞は単数と主格からというように、文法ルールに沿って教えていきますが、サイトワーズ学習は品詞や時制などにとらわれません。

「よく使われる」単語がポイントなので、Willよりもwouldが先にくることもあれば、sayよりsaidが先にくることもあります。学校教育とは違っても気にしないでください。

次は私の学校でも使っているサイトワーズリストのうち、よく使われる単語20選です。


英語圏の学校では“Dolch Sight Words”と呼ばれる220単語+名詞95単語のリストがよく使われていて、ネットで検索するとリストは入手できます。

また、こういった頻出単語一覧は、フォニックスのアルファベットチャートと同様に、子どもの目の高さに貼っておくといいでしょう。

サイトワーズは学習効果が高く、頻出100単語を覚えると新聞記事なども約50%が読めるようになります。しかし、丸暗記しなければならないため、学習を継続するには子どもの意欲を搔き立てる仕組み作りが大切です。

サイトワーズのアプリやゲーム、YouTubeなどを活用して、楽しく英語を覚える機会を作ってあげましょう。

いったいいつからサイトワーズ学習を始めていい? そのタイミングとは?

ステップ1のフォニックスでアルファベット26文字の音を一通り覚えたら、ステップ2のサイトワーズ学習をスタートしてOKです。

決して、フォニックス学習がすべて終わったタイミングで始めるのではありません。フォニックスとサイトワーズを同時進行で学習していくのが正しいやり方です。

また、6歳以上の子どもの場合、サイトワーズの書き取りをさせても構いませんが、文字の美しさや正しさにこだわらないこと。丸暗記と単語を読めることに集中させてあげることが大切です。

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