動物園、ノープランで回っていない? 観察順で学びが深まる方法を専門家が伝授!

図鑑などの執筆を手がける科学ジャーナリスト・ドリトル柴田さんに聞いた!

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週末や長期休暇のときの親子で人気のおでかけスポットといえば、動物園! ふだんはなかなか見ることのできないめずらしい生きものを間近で観察できるし、広い空間で開放感に包まれ、親子の触れ合いを楽しみながら過ごせるのが魅力。

もちろん、突如ふらっと訪れてのんびり過ごすだけで、充分非日常感を味わえるのですが、いつもそれだともったいない!

ということで、最近、動物園の魅力にふたたびはまっている! というドリトル柴田こと、科学ジャーナリストの柴田佳秀さんに、動物園めぐりを始めたきっかけや、その楽しさについて聞いてみました。柴田さんは講談社の動く図鑑MOVE「動物」はじめ、同シリーズの多くのタイトルの執筆者としても活躍中です。

ドリトル柴田こと、科学ジャーナリストの柴田佳秀さん。取材で訪れた北極のロシア・ウランゲル島にて。

最近また、動物園にハマったきっかけとは?

ドリトル柴田

2024年、『談談社の動く図鑑MOVE 動物』がリニューアルし、新訂二版が発売になりました。この本は、私が執筆を担当したのですが、いや~、ほ乳類っておもしろいですね。すっかりその魅力にはまってしまいました。

柴田さんが執筆した講談社の動く図鑑MOVE「動物 新訂二版」は大好評発売中!

ドリトル柴田

そして、執筆するにあたって動物園も取材したのですが、これがかなりおもしろかった。なにしろ勉強したことが目の前の動物で確認できるのですから、なるほどの連続です。これが興奮しないわけがありません。

私は小さい頃から動物園が大好きで、小学生の時は上野動物園に月に一度は通っていたぐらい。動物愛好会なんていう動物園のサークルみたいなものにも入っていました。そんな素地がありますから、再び動物園を極めたいという炎がメラメラと燃えあがってきたのです。

上野動物園へ通っていた小学生のころのドリトル柴田

動物園が担う役割とは?

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