「日本版DBSで安心」が一番危ない理由 性加害からわが子を守る「男児への性教育」と「親の介入」[専門家が監修]

加害者臨床の専門家・斉藤章佳先生インタビュー #3「“親が主語”の性被害対策」

西川口榎本クリニック副院長:斉藤 章佳

イメージ写真:アフロ
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子どもに関わる仕事から性犯罪歴のある人を排除する──。2026年12月から始まる「日本版DBS」と呼ばれる「こども性暴力防止法」は、子どもを守るための重要な一歩です。

しかし、制度が整ったからといって、子どもを取り巻くリスクそのものが消えるわけではありません。

「子どもに性的な関心を持つ人は、一定数、社会の中に存在します。そして、大人よりも小さくて弱い子どものほうが“支配しやすい”と考える人も残念ながらいます」(斉藤先生)

加害者臨床の専門家・斉藤章佳先生は、その現実を冷静に指摘します。では、「日本版DBS時代」に、親は何を意識し、何を補っていく必要があるのでしょうか。斉藤先生に伺いました。

3回目/全3回
第1回「親が知っておきたい制度の限界」を読む
第2回「性加害が起きる構造」を読む

「性教育」がテーマの記事は当サイト「講談社コクリコ」で定めた指針に基づき、専門家・有識者に取材し、掲載しています。詳しくは「性教育」記事:取材・掲載の指針ページをご覧ください。

斉藤章佳(さいとうあきよし)PROFILE
西川口榎本クリニック副院長。精神保健福祉士・社会福祉士。現在まで治療に関わった性加害者の数は3500人以上、小児性加害者は300人以上に及ぶ。25年にわたりアルコール依存症を中心にギャンブル・薬物・摂食障害・性犯罪・児童虐待・DV・クレプトマニアなどさまざまなアディクション(依存症)臨床に横断的に携わる。

家庭でできる重要な防犯対策とは

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