
おうちで【防災体験】防災士・どろだんご先生が教える「流さないトイレ」の使い方と声以外の「助け」の呼び方
おうちで防災体験 #1 防災グッズ&助けを呼ぶ方法
2025.08.20
防災士・砂場研究家:どろだんご先生
「流さないトイレ」は必ず一度使っておくこと
ご家庭で用意している防災グッズ。「子どもが使える」状態になっているでしょうか。
例えば、断水時や避難生活中に欠かせない「非常用トイレ」。使ったことがないと、使い方に戸惑い、用が足せず我慢してしまう子も。
今回ご紹介する「救急トイレ」は、自宅トイレの便座に専用の袋を二重にセットし、用を足したあとは凝固剤で固めて処理する簡易タイプのものです。

今回は撮影のため、実際のトイレではなく、便座の代わりになるスツール型の非常用トイレを使用しました。


まずは穴のあいた便座の部分に便座カバーになるロール袋をかぶせます。便座カバーは継続して使い、汚れたら交換してください。

便座カバーの上から、排泄袋として袋をもう1枚かぶせて二重にします。
【ポイント】
便座カバーの上から排泄袋をかけて二重にすれば、トイレ自体を汚さずに用が足せます。

どろだんご先生のレクチャーのもと、瑠璃ちゃんと真緒ちゃんも実際に袋をかぶせる練習をしてみました。

普段から座り慣れていないと、座ること自体を嫌がり、なかには上手く用を足せない子も。座っておくことだけでも防災練習になります。
次に、排泄前に凝固剤を入れて、座って用を足します。凝固剤を入れる際はできるだけ低い位置から入れて、粉末が飛び散らないようにしましょう。

お水を入れてみると、凝固剤が固まっていくのがわかります。
「こんなにしっかり固まるなんて、ビックリした!」(真緒ちゃん)

排泄後は、排泄袋のみを取り出し、口をねじってから結ぶ。ねじることによってしっかり密封できて臭い漏れを防ぎます。

結んだ排泄袋は、ゴミ箱に袋をかぶせて設置しておいた処理袋へ。各自治体の指示に従って廃棄してください。
「スツールセットがない場合は、ご自宅のトイレにセットして、『防災トイレタイム』を設けて、練習してみましょう。定期的に練習をしておくことが大切です」(どろだんご先生)
↓ご家庭のトイレに設置する場合はこちら。

