「恐怖の夏休み」ランチ対策 おいしい「スパイスカレー」は電子レンジで簡単10分 2児ママが激推し!

簡単&おいしい! 夏休みのランチや子どものお料理デビューにもぴったり

コクリコサポートエディターズ:笹川 かおり

写真:Adobe Stock
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10歳と3歳の男の子きょうだいを育てている、エニママライターの笹川かおりです。

今回は、簡単につくれてとってもおいしい「電子レンジで作るスパイスカレー」の魅力をご紹介します!

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ここ1年くらいずっと、スパイスカレーつくりにハマっています。

自宅でスパイスカレーをつくると話すと、

「スパイスカレーを自分でつくるなんて、料理が好きなんだね」
「子どもには別メニューを準備するんだよね?」

といった反応が返ってくることが多いのですが、実は私がつくっているスパイスカレーは「材料を混ぜて電子レンジでチンしたら完成」という超簡単なもの(ちなみに、私は料理自体はあまり好きではありません)。また、使うスパイスを選べば子どももおいしく食べられるスパイスカレーを作れます。

今日は、そんな「電子レンジでつくるスパイスカレー」の魅力やつくり方をみなさんにご紹介したいと思います。

慣れれば10分・無水調理・ヘルシー・片づけ簡単 スパイスカレーの魅力4選

慣れれば10分でつくれる手軽さ・簡単さ

先ほどもお伝えしたとおり、材料を切って混ぜ合わせ、電子レンジで3~5分程度加熱すれば完成するという手軽さ! ママたちが恐れる「恐怖の夏休み」のランチメニューにもおすすめです。火を使わないため、部屋の温度があがらないのも嬉しいポイントです。

無水調理でおいしい

素材から出る水分のみでつくる無水調理なので、素材のうまみが凝縮されてとってもおいしく仕上がります。無水調理は、食材の栄養を逃さず摂れる調理方法でもあるんだそうです。

市販のルーを使わずヘルシー

市販のルーの大半は油脂と小麦粉でできており、あまり健康的な食材とは言えないという意見もあります。その点、電子レンジでつくるスパイスカレーで使うのは、スパイス粉を調合したカレーパウダー。添加物も入っていないものが多く、市販のルーを使う一般的なカレーよりもヘルシーだと私は思っています。

少しずつ集めているカレーパウダー。

洗いものがラク

油分が少ないので、食器を洗うのがものすごくラク! な点も、忙しいパパ・ママには嬉しいポイントです。市販のルーでカレーをつくると、ベトベトの食器を洗うのに一苦労しますが、スパイスカレーの場合は水で流すだけでピカピカに。あとは洗剤をつけたスポンジで軽く洗うだけでOK、というラクさです。

材料混ぜて耐熱容器へ レンジで3分

私がスパイスカレーにハマったのは『印度カリー子』さんがきっかけ。印度カリー子さんのレシピ本を参考につくってみて、そのおいしさと簡単さの虜になってしまいました。

印度カリー子さんのレシピは公式HPにも掲載されていますので、ぜひチェックしてみてください。(「印度カリー子 レンチンカレー」と検索すれば、検索結果にレシピが表示されるはずです)

レンチン・チキンカレー(印度カリー子さん公式HP)

今回は、繰り返しつくってたどり着いた私流のつくり方をご紹介したいと思います。

材料(1人分):
・メインの食材(肉、魚など) 100~150g程度(生焼けを防ぐため、1口大に小さく切る)
・トマト 半分(50~100g/小さめに切る/トマト缶でもOK)
・炒めたまねぎペースト 大さじ1
・おろしにんにく チューブ3cm
・おろししょうが チューブ3cm
・塩 小さじ1/2
・お好みのカレーパウダー 小さじ1~大さじ1

私が初心者におすすめしたいカレーパウダーは、王道の『赤缶カレー粉(上の写真一番右)』。クセが少なく、万人ウケする味だと思います。少し慣れてきたら、スーパーや輸入食材店などで購入できるカレーパウダーを自分で選んで試してみるのも楽しいですよ。

なお、『赤缶カレー粉』含め、一般的なカレーパウダーには少し辛みがあることが多いので、子どもと食べるときは「辛くない」と明記されているカレーパウダーを選びましょう。

さて、肝心のつくり方ですが、これが本当に簡単。上記材料を耐熱容器に入れて混ぜ合わせて、電子レンジで3分間チンするだけ! これだけで、おいしいスパイスカレーができあがります。(加熱の時間は、具材の種類や量に応じて調整してください。)

ひき肉で作った際の写真。これを軽く混ぜ合わせて、電子レンジでチンするだけ!

上記の分量はあくまで目安です。メインの食材はあまり増やしすぎないほうがよいと思いますが、調味料はお好みで増減OK! 繰り返しつくって、お好みの味をぜひ見つけてみてください。

市販の炒めたまねぎペーストは、私にとってのマストアイテムです。

私流「もっとおいしい」つくり方

スパイスカレーを1年以上つくり続けてきた私流の「もっとおいしいつくり方」は、

・トマト缶でも代用できるが、なるべくフレッシュトマトを使う(皮を湯むきして使うとよりおいしくなり、トマト嫌いの子どももごまかせる)
・生のにんにく、しょうがを使う(手間がかかるので私はほぼチューブですが、やっぱり生だとおいしい)
・慣れてきたら、ホールスパイスを加えてみる

です。

トマトの湯むきはやや手間がかかりますが、口あたりがよくなりますし、トマトが苦手な子どもが気づかず食べてくれるかもしれません(我が家の長男はトマトNGなのですが、湯むきするとバレない!)。

何度もつくって慣れてきたら、お好みでスパイスを足してみても楽しめます。ホールスパイスを使うと、グッと本格的な香りになりますよ。私はシナモンやスターアニス(八角)を常備しています。

実際につくったカレーの数々

「基本のチキンカレー」が気に入ったら、ほかのレシピにもぜひチャレンジしてみてください。私は印度カリー子さんの書籍に掲載されているレシピをいくつも試しています。そのうちのいくつかを、ここでみなさんにご紹介させてください。

▼私が参考にした印度カリー子さんの書籍はこちら

『ひとりぶんのレンチンスパイスカレー』(山と渓谷社)

『ひとりぶんのスパイスカレー』(山と渓谷社)

肉がない! 冷凍からあげで代用したカレー

チキンカレーをつくろうとしたのに、肝心の鶏肉がない! 急遽、冷凍からあげで代用してつくったカレーです。衣に味がついているので、塩は控えめに。

からあげの脂っこさをさっぱりさせたくて、パクチーを多めにのせました。

おかずとしても◎。パクチー、ちょっとのせすぎました。

食材がほとんどない! ツナ缶を使ったカレー

冷蔵庫がからっぽ、ほぼ何もない……というときにつくった、ツナ缶カレー。トマトはフレッシュ派ですが、この日は缶を使いました。簡単なのに、本格的なシーフードカレーの味がします。

写真は1日寝かせたもの。味がなじんでコクが増す気がします。粉チーズと相性バツグン。

ひとりランチ用のレモンクリームカレー

私の超お気に入り! 大好きなレモンクリームカレー。本記事でご紹介した材料に、レモン汁・クリームチーズ・砂糖を加えてつくります。残念ながら我が家の男子たち(夫、長男、次男)にはウケないので、ひとりランチのときによくつくります。

映えない「ひとりランチ用」を恥を忍んで公開。お皿に盛りつけることはせず、加熱した容器のまま食べてしまいます。さらに、写真のカレーはミニトマトでつくったので、あまり見栄えしない……。でも、これがリアルな「ひとりスパイスカレー」です(味は最高においしい!)。

さらに白ワインを加えると、味に深みが増します。仕上げにコショウをたっぷりかけるのがお気に入り。

3歳次男も一緒に食べられるなめらかなスパイスカレー

子どもと一緒に食べるときは、辛みのないスパイスを使い、しょうがは抜く&にんにくは控えめに。トマトは入っているのがバレないように湯むきし、仕上げに生クリーム(牛乳でも可)を加えて食べやすい味に整えています。

少し面倒ですが、最後にルー(汁の部分)だけブレンダーでなめらかにして出せば、我が家の3歳次男はパクパク完食してくれます!

なめらかなペースト状にしてしまえば、たまねぎやトマトの存在がうやむやに。

簡単でおいしくてママのリフレッシュにもなるスパイスカレーをみなさんもぜひ

拍子抜けするほど簡単につくれる、電子レンジでつくるスパイスカレーをご紹介しました。

簡単につくれるので、夏休みに子どもと一緒につくってみるのもよさそうです。私の場合、3歳の次男にスパイスパウダーを調合する作業や、加熱前に材料を混ぜ合わせる作業をよくお願いしています。子どもの初めての料理としても適していそうです。

最後に、子ども用につくる際のポイントをまとめておきます。

・辛みのないカレー粉やスパイスを使う
・しょうが、にんにくは控えめに(我が家の場合、しょうがは抜いています)
・トマトは湯むきすると、野菜が嫌いな子どもでも食べやすくなる
・ルーはブレンダーやミキサーでなめらかにすると完食率アップ

みなさんにとって、スパイスカレーが身近なものになるきっかけとなれたら嬉しいです!

※クレジット表記のない写真はすべて撮影:笹川かおり

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ささがわ かおり

笹川 かおり

Kaori Sasagawa
AnyMaMa(エニママ)ライター

AnyMaMa(エニママ)ライター兼コクリコ・サポート・エディター 東京都の多摩エリアで2男児(2014年、2020年生まれ)を育てる母。広告営業、ママ向け育児サイトの編集を経て、2019年に独立。エニママではライフスタイル・ビジネス・インタビュー記事などの制作を担当。 AnyMaMa:https://anymama.jp/  Twitter:https://twitter.com/AnyMaMaJP

AnyMaMa(エニママ)ライター兼コクリコ・サポート・エディター 東京都の多摩エリアで2男児(2014年、2020年生まれ)を育てる母。広告営業、ママ向け育児サイトの編集を経て、2019年に独立。エニママではライフスタイル・ビジネス・インタビュー記事などの制作を担当。 AnyMaMa:https://anymama.jp/  Twitter:https://twitter.com/AnyMaMaJP

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